[新人戦]立教新座が昨年3敗の狭山ヶ丘にリベンジ!戸谷主将の2発など前半で3得点

令和7年度埼玉県高校サッカー新人大会西部支部予選3回戦が24日に行われ、立教新座と狭山ヶ丘が対戦。立教新座が右WB戸谷栄心(2年)主将の2ゴールなどで、3-0で勝利した。

立教新座は昨年、新人大会支部予選準々決勝、またS2リーグで2度対戦し、狭山ヶ丘に全敗。戸谷主将は「去年3敗した相手だったので、自分たちがしっかり借りを返そうっていう気持ちで1週間臨んできたので、3-0っていう結果は自分的には満足しています」と試合を振り返った。

立教新座はふじみ野戦で体調不良や怪我明けでメンバー外だったFW神崎雄太郎(2年)、FW大川玄大(1年)が復帰し、スタメン出場。この試合から2トップにシステムを変えて臨んだ。

新チーム初戦となった前戦は繋ぐ意識が強く出過ぎてしまったこともあり、この日は「大きな判断をしっかり持ってから次に繋げていく」(監督)ことをまずは意識。ただ蹴るのではなく、1人1人が判断を持ち、相手の背後をしっかりと意識しながらゴールに向かう姿勢を出していく。

13分にはDF矢島拓海(2年)のパスに抜け出したMF山田倫葵(1年)がエリア内で倒されてペナルティキックを獲得。これを戸谷主将がゴール左隅に蹴り込んで立教新座が先制した。

一方、昨季S2優勝を果たし、今季はS1を戦う狭山ヶ丘も22分に好機。攻撃の軸として期待されるFW浅野由惺(2年)の浮きパスから左SB岩渕響(2年)が放ったシュートが惜しくもポストを叩く。こぼれ球をFW木下知也(2年)が詰めにいったが、立教新座は県トレ選出DF笠原琉可(1年)がカバー。GK伊藤陽登(1年)ががっちりと捕球し、ゴールは割らせなかった。

立教新座は28分、MF小林煌(1年)のFKに大川が絶妙なタイミングで入りヘディングでゲット。162cmと上背はないが、「ヘディングは今週意識してきた。相手の穴とかスペースに素早く入って、ボールが入ったところで自分が決めてやるっていう気持ちでした」という1年生FWが手首の故障から復帰したゲームでイメージ通りのヘディング弾でチームに追加点をもたらす。

さらに立教新座は34分、MF高橋柚雲(2年)のパスを追い越しながら受けた戸谷が「ファーストタッチも自分的に良い形で収められた。あそこはもうシュートっていう選択肢しかなかったので、思いっきり打って入ったのが良かったです」と右足で豪快に蹴り込んで3点目とした。

狭山ヶ丘は41分、木下が抜け出したが、伊藤が至近距離のシュートをブロックしてみせた。立教新座は前田和伸監督も「出来すぎたゲームじゃないですか。前半3-0はびっくりしました」という前半のリードを生かして狭山ヶ丘にリベンジ。一方で後半は失点したくない気持ちが強く出過ぎてしまい、自分たちの良さを出し切ることができなかったことは反省点に挙げていた。

「もう1つ2つ、判断レベルじゃないけど、蹴っちゃうところで1個止めて繋げるとか、そういうところの質がまだまだ経験が足りないなというか、見ていて、普段ならできることがやっぱりプレッシャーがかかるとできなくなる。リードが自分たちの判断をちょっと奪ってしまっているところがありましたけど、判断を持って時間を進めることができれば、もっと自分たちの時間も作りながらゲームができたんじゃないかと思う。課題を持って次に進めることは良いこと」

昨年はMF森岡玲央という個を持った選手がいた中で、今年のテーマは「全員サッカー」。チーム内で競争しつつ、「今年はチームサッカーっていうところは特に重きを置いて、攻守ともに一体感を持ってやっていきたいと思っていますし、1年間を通して戦っていきたいと思います」。予選は激戦ブロックに入った中で狭山ヶ丘に続き、翌日の武蔵越生との準々決勝も延長戦の末に制し、S1連破で西部4強に進出。県大会進出を狙う31日の準決勝では埼玉平成と対戦する。

石黒登(取材・文)

試合結果

立教新座 3-0 狭山ヶ丘
3(前半)0
0(後半 )0