FW清水星竜がクロスから2発、1年でのプレミア復帰を狙う浦和ユースが逆転勝ち! 17年ぶりプリンス1部の西武台はリード守れず
プリンスリーグ関東1部第2節(9日/西武台)。浦和レッズユースと西武台高の“埼玉ダービー”は、1年でのプレミア復帰を狙う浦和ユースがFW清水星竜(2年)の2発で逆転勝ちを収めた。
両チームともに前週予定されていた開幕節が延期に。これが今シーズンの公式戦初戦となった。
先にスコアを動かしたのは11年ぶりのプリンスリーグ参入、1部は2005年以来17年ぶりとなる西武台高だった。敵陣にボールを入れて勢いを持って攻めると前半13分、10番を背負うMF和田力也(3年)がゴール前に入れた絶妙クロスをFW松永隆弥(3年)が決めて先制した。
一方、立ち上がりはバタついた浦和ユースも、後ろからきっちりと繋ぎながらともに代表歴のあるMF桐山龍人(3年)、DF稲垣篤志(3年)の右サイドのラインからチャンスを作る。すると前半27分に桐山のクロスから清水がヘディングで決めて同点に。さらに35分には前で奪い返し、U-17日本代表候補・稲垣のグラウンダーのクロスを清水が今度はニアで合わせて逆転した。
浦和ユースはその後もFW岡本岳(3年)の抜け出しや稲垣の強烈ミドルなどでゴールに迫る動き。後半はスコアは動かなかったものの、メンバーを入れ替えつつ最後は中3のFW山根且稔も送り出しながら試合を締め、1年でのプレミア復帰を目指すシーズンを白星でスタートさせた。
石黒登(取材・文)
試合結果
西武台 1-2 浦和レッズユース
1(前半)2
0(後半)0