埼玉組も多い佐野日大が3位に。クマガヤ出身MF江沢匠映主将が優秀選手入り【浦和カップ】
埼玉組も多い佐野日大(栃木)が3位入賞―。敬愛学園(千葉)との3位決定戦ではDF青木柾、MF上山颯斗(ともに新3年)と、クマガヤSC出身の2人のプレーヤーがスタメン出場した。
試合は前半6分、MF蛭川大輝(新2年)のゴールで佐野日大が先制。しかし、敬愛学園は20分、26分とFW小笠原陸(新3年)がゴラッソを決めて、逆転する。後半に入ると佐野日大は7分にFWヒアゴン・フランシス・琉生(新3年)が同点弾を流し込んでPK戦に突入した。
佐野日大はGK平岡倖輝(新2年)が躍動。1本目から3連続ストップを決めて勢いづける。蹴っては2本目をMF江沢匠映(新3年/クマガヤSC)、3本目を青木が決めて3-0で制した。
3位決定戦は途中出場だったが、今年のチームの主将を務め、浦和南、浦和レッズと三つ巴の戦いとなった予選、健大高崎との準決勝と、豊富な運動量を見せた江沢は優秀選手入りを果たした。
また、クマガヤ3人衆のほかにも、大宮アルディージャ育ちのMF向井俊貴(新3年)はプレースキックやフィードなど、正確な左足のキックで攻撃を牽引した。栃木では矢板中央がひとつ壁となっているが、そこを乗り越えて全国4強入りした2016年度以来となる選手権を目指す。
石黒登(取材・文)
試合結果
敬愛学園 2(0PK3)2 佐野日大
2(前半)1
0(後半)1
0(PK)3