状況判断と相手との駆け引きが武器、白岡MF小島爽は「今年こそは全国」と強い想い
U-14女子新人戦決勝戦。白岡SCLのボランチを務めた小島爽は「仲間を使いながらサイドに展開して、ゴールに行こうと思いました」と展開力の高さを見せながらチームのアタックを引き出し、守備でも味方とうまく連携して追い込み、相手の攻撃の芽を摘むなど攻守に貢献していた。
小島は小島哲広監督が「楽しみ」と話す選手のひとり。中盤を司るコンダクターは「ボールが来る前に相手のことをよく見てどこに止めるか」「ドリブルしながらパスとドリブル、どっちを選択するか」といった状況判断に長け、「相手との駆け引きはすごい好きです」と真骨頂とする。
新チームでは中盤底を務めているものの、本来は攻撃的な選手。離脱中のMF野片葵生が戻ってくれば1列前での起用もありそうで、そうなればさらに“駆け引き”の能力が生かされそうだ。
白岡では1年生の頃から試合を経験。今年は副主将を務める。「今年こそは全国という想いもある。先輩たちの想いも背負って17期生で頑張りたい」と強い想いを持ってチームを引っ張る。
石黒登(取材・文)