レジスタ髙橋蓮「ゴールは意識していた」。準決勝、決勝と勝負を決める1点で猛アピール

「いまは大きく人数を囲って、選手の伸び代の部分をうまく伸ばしていけたら」(藤屋直博監督)という状況の中で、この2得点は大きなアピールになったはずだ。レジスタFC髙橋蓮(5年)は新人戦の準決勝、決勝と大事な局面で2戦連続の決勝ゴールを決め、自らの存在を示した。

準決勝は強敵、江南南との一戦となった中で開始3分に関東出場を決めるゴールを決めていた。そして迎えた新座片山との決勝では前半18分、元島幹太(5年)のクロスから最後はGKとの1対1を冷静に左足で沈めて、これが2戦連続の決勝ゴールに。試合後は「点を取りたかったので、ゴールは意識していた。(その中で)決められたのは良かったです」とゴールを喜んだ。

好きな選手は日本代表MF久保建英だが、レジスタの1学年先輩にも参考にしている選手がいる。昨年の代を主将として引っ張り、全日本U-12サッカー選手権大会決勝の鹿島アントラーズ戦では圧巻のハットトリックを達成し、チームを6年ぶりの日本一に導いた五十嵐陵(6年)だ。「中盤でちゃんとボールを拾って、自分でシュートまで繋げていけるのがすごいと思います」。

今年は五十嵐のように起点からフィニッシュまで絡める選手を目指す。「(そういう存在になるために)練習試合とかでいっぱいアピールして、まずはいつもスタメンで出られるように頑張りたいです」。厳しいスタメン争いは続くが、この日の2得点は良いアピールとなったはずだ。