大会MVP、レジスタ元島幹太は元Jリーガーのような『声』と1対1でチームを牽引
「自分の武器は声」。元Jリーガーの声かけをお手本とするCBが新人戦のMVPに選ばれた。
レジスタFC元島幹太(5年)は「新座片山はとても強いチーム。そこでしっかり自分が相手の23番(高野壮輔)に勝てるようにというところはコーチたちにも言われていた」とエース封じを任された中でしっかりと1対1で抜かせず、仲間たちとも連携しながら「0」で抑えきった。
また、試合を通じて際立っていたのが『声』の部分。元島も「みんなを盛り上げたり、鼓舞出来るところも自分では武器だと思っています」と話す。「自分はそんなにうまくない」という22番は「しっかり声を出さないとトップの選手だけが疲れてしまう。後ろが一番見えているので声だけはかけられるようにしています」と常に全体を見ながら声かけすることを意識。藤屋直博監督も「常に自分のこと意外にも気を遣って声をかけたり、そういうのが出来る選手」と信頼を置く。
声の部分は同じくCBで、アテネ五輪主将や浦和レッズなどでも活躍した那須大亮氏を参考にしているという。「那須選手は声でチームを鼓舞してみんなの心を燃やせる。そういう選手が好き」。
今大会は同氏のように主将としてその声でチームを導いた。今年のチームをプレーと気持ちで引っ張る元島は「今回の大会も史上初の3連覇を成し遂げられた。関東大会は6年生も優勝しているのでそこはしっかりと続いて、全国も取れるように頑張りたい。その中で自分はしっかり無失点で抑えて、守備の要として活躍出来るように頑張っていきたいです」と意気込みを語った。
石黒登(取材・文)