初選出初出場なるか? MF荒井悠汰「自分の特徴をだんだん出せてきている」。1年生トリオの廣井、福田には「やっぱり負けたくない」

日本高校サッカー選抜は19日、「NEXT GENERATION MATCH」に向け埼玉県内で行っていた合宿を終了。MF荒井悠汰(昌平)に合宿での感触、試合への意気込みを語ってもらった。

―練習では一人半袖半ズボンだったが、あれは荒井くんのスタイル?
結構暑がりで、動けば暑くなるので、半袖半ズボンです。インナーは着ないですね。

―今日の練習では細部を詰めていくような内容が多かった
明日に向けてみんなでしっかり良い準備ができたんじゃないかなと思います。個人としては自分の特徴をだんだん出せてきているので、明日もし出られる機会があればしっかり自分の特徴を出したいと思います。

―二次合宿を終えて通用すると感じている部分と課題に感じているのは
体力の部分だったり、右足のシュートというところはまだまだ課題ですね。通用したところはフィジカルではあまり負けないです。あとはドリブルも何個か抜けたりしたので、そこは結構特徴を出せたんじゃないかなと思います。

―今回1年生は3人が選ばれたが、やはり廣井蘭人(帝京長岡高)くんや福田師王(神村学園高)くんには負けたくない?
同じ1年でライバルなので、その2人に負けないようにこれからも頑張っていきたいです。自分は負けず嫌いなので、やっぱり負けたくないなって思います。

フィジカルの部分だったり、ドリブル負けていないと思いますし、逆に福田師王だったら相手の裏を取ったりがとてもうまい選手なので、そういうところでは自分も裏に抜けて得点だったり、そういうのはこれからもっと学んでいかないといけないなと思います。

―今合宿で参考にしている選手は
青森山田の選手は最後のキワの部分のスライディングだったり、そういうところはまず最初の候補合宿で驚いた部分で、そこはもっと自分も真似しないといけないなと思いました。

―同じアタッカーだと安斎颯馬くんがいるが、彼のプレーはやはり学ぶことが多い?
そうですね。守備からのカウンターの時に裏に抜けるのが安斎くんは得意で、そこは学ばなければいけないなと思いました。

―この合宿を通じて気づきであったり、身についたことは
ボールの受ける位置だったり、そういうのは意識したり、ボールを受けるときにもっとディフェンダーとの距離を見て、ダイレクトのパスか、ドリブルをいまするのかを使い分けるというところは意識してやっています。

―改めて選手権を振り返って
1年生からああいう素晴らしい、誰しもの憧れでもある、そういう大会で試合に出させてもらって、一戦目を戦う難しさというのはとても感じました。最後負けてしまった山梨学院戦も守られているところで細かく交わして打つんじゃなく、ロングシュートとかを打っておけばもっと相手にとって脅威な選手だったのかなと、そこは後悔しました。そういった中で1試合1試合成長できた大会かなと思います。

―試合へ向けての意気込み
もし関わることができたら、しっかり自分の特徴を発揮して、得点、アシストをして、勝利に貢献したいなと思います。得点は狙っていきたいです。

―また、この経験を昌平高に持ち帰るのも大事な役目
自分が1年生の時は須藤(直輝)くんやJに決まった先輩たちが中心となっていろいろなことを優しく教えてくださった。そういうのがあったので自分も下の学年の人が入ってきたら中心となって優しく、この経験を伝えていきたいですね。

石黒登(取材・文)