鹿島内定MF須藤直輝「選手権優勝という最高の形でプロへ」

―会見でも堂々と答えていてさすがだなと

でも柴とか洋太がすごい答えるから(笑)。こんなに答えるのかなと思って、自分も思っていることを素直にそのまま話そうと思って、緊張が解けて話せました。

―この記者会見を終えてまた一段とプロへの想いは強まったか

そうですね。いまこれ(鹿島のユニフォーム)を着ているんですけど、本当にやっぱり重みが違うというか、かっこいいですし、早くこのユニフォームを着て、スタジアムでたくさんのファンやサポーターの方々の前でプレーしたい、活躍したいという気持ちでいっぱいです。

―実際に鹿島からのオファーはどのタイミングで

コロナ期間が明けてからですかね。7月とかそのくらいに来て。でもやっぱりいろいろ迷っていて、2か月くらいもらって、やっと返答できるようになったという感じです。

―鹿島にチャレンジしようというのはどういう心の動きがあったか

やっぱり荒木(遼太郎)くんとか山田(大樹)くんとか、本当に身近にいた人たちが鹿島アントラーズの試合で活躍しているのをDAZNとかで見ていましたし、そういうところで「自分もあの人たちとやっていたんだからできないはずはない」と思って鹿島アントラーズに決めたというのはあります。

―今回昌平からは4人がプロへ。Jでやっていればこの仲間たちと戦う可能性もある

そうですね。柴も本当に向上心があって、絶対に負けたくないという気持ちがあって、真面目なやつなので上がってくると思うし、洋太もやっぱり結果を絶対に残すと思う。その中で自分たちはJ1という位置づけに満足せず、絶対に結果を残していかなければいけないと思っています。優介とは同じチームになりますけど、でもやっぱり競争していくライバルなので、そこは割り切ってやっていきたいと思っています。

―盟友の小見くんとは1年の頃から切磋琢磨しながらいろいろ声をかけあってきた仲

洋太とは本当に毎日毎日一緒に登下校もしていますし、学校でもクラスも一緒で、本当にいろいろなことをともにした仲間なので、いろいろな思い入れもあります。あいつが活躍していたら自分も活躍しなきゃいけないなというのは感じると思うので、そこは切磋琢磨しながら、良い刺激をもらいあいながらやりたいなと思います。

―またアルディージャ時代の同期だった大澤朋也くんや柴山昌也くんもトップに昇格した

柴山なんかは本当にアルディージャ時代のコンビみたいなものなので(笑)。あいつはもうずっと一緒にやっていたので、あいつがプロになった時にも応援メッセージを送りましたし、あいつからも「おめでとう」というのは来ました。今後代表とかでアンダー世代でもそうですし、A代表でも一緒にやれたらいいなと思いますし、あいつらにも負けないように頑張ってやっていきたいなと思っています。

―1年目の具体的な目標

やっぱり自分のドリブルだったり、そういった良い特徴をファンやサポーター、また選手から理解してもらって、いち早く鹿島アントラーズの常勝軍団の一員になれるように頑張ってやっていきたいなと思っています。1年目から絡んでいくというつもりでやっていきます。

―その前に選手権がある

やっぱりこの高校に来たのは選手権で優勝するためなので、選手権優勝という最高の形でプロの舞台に進めるようにやっていかなければいけないと思っています。

石黒登(取材・文)