大学生相手にも「縦への突破」に自信。代表候補、高校選抜…、様々なものに刺激を受けてDF小澤亮太はプロ入りした同級生4人に「追いつき、追い越せるように」
日本高校サッカー選抜は19日、「NEXT GENERATION MATCH」に向け埼玉県内で行っていた合宿を終了。DF小澤亮太(昌平→日体大)に合宿での感触、試合への意気込みを語ってもらった。
―二次合宿も全日程を終えたが、いまの感触、手ごたえは
自分の特徴である「縦への突破」という部分に関しては通用して、大学生相手でも全然やれたので、本当にそこは収穫にはなったかなと思います。また課題も見つかってコミュニケーションとか、いろいろな人がいる中でいろいろな特徴があるので、そういう部分を生かしていけるような選手になっていければいいなと思っています。
―先日の駒澤大学戦も縦への突破であったり強みを出せたと
はい。あと1対1の局面とかは負けは少ないです。自分は大学の練習にも参加していて、ほかの大学とも試合をしていたので、プレースピードとかはやっぱり違いますけど、そういう特徴という部分では勝っていたので通用すると思いました。逆に大学とか上のレベルになっていくと、青森山田の選手とかもそうですけど、自分はまだ身体が小さくてぶつかったりするとよろけたりしてしまう部分もある。あとは走力の部分でも、もっと大学で走らないといけないなと感じているのでそういうところは課題かなと思っています。
―今日の練習では細部を詰める中でディフェンス的なところも多くやっていた
今日はクロスのディフェンス練習をしましたが、駒澤大学戦もクロスからの失点があった。自分のサイドからクロスを上げさせないことももちろんですし、逆サイドからのクロスに対応することもきちんとやっていきたいと思います。
―小澤くんも大学を経てのプロ志望だが、高卒プロを除いてはいま一番4年後プロに近い選手たちとプレーする中でどういう刺激を受けているか
やっぱりひとりひとりのサッカーに対する意識が高い。みんなサッカーが好きですし、自分ももっと好きになっていかないと上はないと思っているので、4年間を通してもっともっとサッカーを好きになれればいいと思っています。
―刺激を受けている選手は
同じポジションの市立船橋の木内拓海選手(FC KASUKABE出身)は埼玉県出身ですし、知っていて、本当にクロスの精度が高くて、攻撃参加も果敢なので、本当に良い選手だなと刺激を受けたりしています。
―改めて選手権を振り返って
埼玉スタジアムに戻ってくるということが第一関門のような目標だったんですけど、準々決勝で負けてしまって、全国優勝を成し遂げられなかったので本当に悔しい想いはありました。けど、荒井(悠汰)とかすごい選手が下級生にはまだまだいるので、来年とか再来年も本当に頑張ってほしいと思っています。
―昨年末から今年の明けにかけては小澤くんにとって代表候補合宿だったり、選手権だったり、この選抜活動であったり、すごく刺激を受ける機会が多かったと思うが
本当にもう代表に呼ばれたのはびっくりして(笑)。代表候補合宿では本当にもうすごい(名前を)知っている選手がいっぱいいて、本当に刺激を受けて、自分もここでやったらレベルアップできるなと思って、もう一回選ばれたいと思いました。
昌平だったり、代表だったり、高校選抜だったり、大学とかで練習しているので、ちょっといまプレーが曖昧というか、どれに合わせたらいいんだろうという迷いがあってコンディションはちょっとあまり良くないんですけど、明日は頑張りたいです。スタメンかはわかりませんけど、スタメンじゃなくてもチームのサポートだったり、荷物運びだったり、チームの雰囲気を良くしたり、自分が途中から出ても結果を残せるようにしていきたいです。
―その上で大学での4年を経てプロへ
同年代の昌平では4人がプロに行って、身近な人がプロにいるというのは本当に刺激になっているので、早く4人に追いつけるように、そして追い越せるように頑張っていきたいです。
石黒登(取材・文)