A代表初選出 松本泰志のルーツを江南、クマガヤの恩師に訊く

コパ・アメリカに挑む日本代表が24日に発表。昌平高出身のMF松本泰志が初のA代表入りを果たした。すでに東京五輪を目指す年代別代表にも選出されており、昨年8月に行われたアジア大会では全試合に出場。今年は所属するサンフレッチェ広島でも抜群の運動量を武器に中盤で存在感を放つなど、着実にステップを上がっている20歳。東松山で生まれ、埼玉で育まれた才はどのようなジュニア期を送ったのか。松本を知る2人の指導者にそのルーツを訊いた。

江南南SSS・松本総監督

「自分のスタイルでサッカーができていた」

―今年はプロ3年目の松本泰志くんが活躍しています

この前も走行距離で一番でしたよね。あいつはいつもブーブー言いながら走っていましたよ(笑)。でもすごく明るくて、自分のペースでサッカーができるというか、周りがどうのこうのというよりは自分のスタイルでサッカーができていたかなと思う。

―この子はうまく自分で自分のネジを回せるようになれば、上のステージでも活躍できるなと
そうだね。すごく素直な子で、キックも右も左もすごくスムーズに蹴れていましたからね。

クマガヤSC・富岡コーチ

「一番後ろでの経験が良い経験になっているのかなと思う」

あれは開花しましたよね。泰志もそうなんですけど、江南南のスイーパー的なポジションをやっていた子というのはクマガヤにくるとボランチになるんですよ。

一番後ろをやっているけれども、オレも、実際に見た江黒(信介コーチ)も絶対にボランチにしようと思うタイプ。松本先生がそういう選手を送るんです。カバーリングだとかもそうですけど、奪ってフィードするとか、それも一番後ろでの経験が良い経験になっているのかなと思う。歴代で、江南南の一番後ろはのちに必ずボランチあたりで開花するんですよね。

―昌平の藤島崇之監督も将来的にはボランチだと言っていました
そうですよね。1年の時はサイドでしたね。

―彼はどういった経緯で昌平に?
セレッソ大阪にもかなり高い評価いただいのですが、その当時ボランチのポジションに下部から上がってくる代表クラスの選手や人数がいたこともあり縁がなかった中で、一番評価してくれたのが昌平だったんです。もう何度も江黒コーチのところに電話をかけてきてぜひ欲しいですと。我々としてもすごい評価は高かったです。止める、蹴る、両足使えて、ハートも良いし、フィジカル的にちょっと辛い練習もいつも先頭でしたね。

石黒登(取材・文)

松本泰志 プロフィール
1998年埼玉県東松山市出身
所属チーム:江南南サッカー少年団→クマガヤSC→昌平高校→サンフレッチェ広島