昨年の選手権はベンチ外「めっちゃ悔しくて」 埼玉栄MF落合理琥がリーグ開幕戦で2得点

「合宿から10番をつけさせてもらって、やっぱり点っていうところは自分が一番取るっていうことを意識してやっています」。エースナンバーを背負い、開幕戦で2ゴール。7日に行われたS2リーグ第1節、埼玉栄はMF落合理琥(3年)の2発を含む5得点を奪い快勝発進を切った。

前半27分、右MF小谷野珠羽(3年)が抉ると、「あそこは栄としても結構得意としているところ。いつも感じるところはあるんですけど、「抜けるな」っていうところで、自分が中盤から入っていくことができた」。マイナスのクロスに2列目から抜け出す形で奪って先制点とした。

さらに後半3分にも左SBの片桐盛(2年)のクロスに走り込んでゲット。「結構そこ(クロス)は意識していて、自分の入り方だったり、相手の背後とか消える感じで入るとか意識しています」。チーム戦術としてうまくいかない部分もあった中で個人の部分で取り切れる強さを見せた。

終盤はトップ下から前線へ。「やっぱり裏を取るとか、収めるところはもちろんですけど、うまく味方を使うっていうことは意識して、テンポとかを意識しています」。試合終了間際にはMF嶋家礼人(3年)のドリブル突破からのパスをうまくヒールでリターンしアシストも記録した。

昨年は怪我もあり、リーグ戦も継続的に出場することができず、選手権予選はベンチ外。「やっぱりめっちゃ悔しくて、そこから這い上がって、最後の1年、絶対にスタメンを取るっていう気持ちは強かったです」。ウエイトなどにも取り組みつつ、最後の1年での飛躍に向けて準備。滝井友和監督も「この2月、3月で、新人戦が終わった後から相当意識してプレーしている」と話す。

新人戦で10番だったFW加藤佳大(3年)が現在、疲労骨折による手術で入院中。「加藤佳大の分も俺らが関東の決勝に行ってあげて、出られるようにさせてあげたい」。そのためにもチームとして攻める、守るを意識しながら「まずは点で勢いをつけること。ハイプレスや裏抜けも得意にしているので、そこもどんどん狙っていきたいです」と前線で攻守に躍動しチームを牽引する。

石黒登(取材・文)