11/19（日）-決勝-
埼玉スタジアム
14:05 KICK OFF

昌平 vs 浦和西

３年ぶり２回目の優勝を狙う昌平と戴冠となれば1973年大会以来44年ぶりとなる浦和西。決勝は高校総体予選のファイナルと同一カードとなった。長らく「インターハイ出場校は選手権で勝てない」というジンクスがあったが、どちらが勝ってもその因縁に終止符を打つことになる。

今季両チームは関東予選準決勝、総体予選決勝で対戦し、昌平の２戦２勝。試合展開としては過去２戦同様に昌平がボールを持って進めることになるだろう。

その中で大宮内定の佐相やトップ下にポジションを変え３戦連続ゴール中の山下、好調の両サイドが分厚い攻撃から相手の堅守を崩しにくるはず。昨年はボールを握ることをフォーカスする中で相手にブロックを敷かれる場面もあったが、今年のチームは遅行と速攻を使い分けながら相手を追い込める懐の深さがある。

対する浦和西は中盤底の田中を中心に前半を耐えて後半勝負に持ち込みたいところ。

攻撃では中盤で抜群の運動量を誇る加藤、遠藤の２人に期待したい。今季延長戦以降に進んだゲームは負け知らずで、PKとなれば守護神・斉藤が待ち構える。

市原監督は決勝に向け「普通にはいかない」と語っており、３冠覇者を相手にどのような策で臨むのかも注目だ。

石黒登（取材・文）