浦和学院の新ストライカー候補は嗅覚に長けたワンタッチゴーラー 1年生FW宮本翔はイブライメージで「ゴリゴリやっていきたい」
浦和学院の1年生FW宮本翔は、県大会1回戦の春日部東戦で2ゴールを決め勝利に貢献した。
この日の2ゴールは、いずれもこぼれ球やクロスにワンタッチで詰めたものだ。前半9分にMF坂間真翔(1年)のシュートをGKが弾いたところに詰めてチームを勢いに乗せる先制ゴール。20分には右からのグラウンダーのクロスにニアサイドに走り込み、やはりワンタッチで決めた。
「こぼれ球への反応は得意。(得点シーンでは)ここに入れば点が入るみたいな匂いがしました」。ゴール前のホットスポットを嗅ぎ分ける嗅覚はストライカーのそれ。味方と連携してのプレーやポストプレーも見て欲しいという。一方で後半は1対1を外してしまったのはいまの課題だ。
浦和学院は昨年、石川真稀、上田海輝人の攻撃の2枚看板がチームを牽引した。「去年の2人みたいな、身長とか身体能力みたいなところはないんですけど、自分の良さを出してやっていきたい」と話した1年生FWは「今年は自分がたくさん点を取る。僕はちょっと強引なプレーが好きなので、イブラヒモビッチとかのプレーを意識してゴリゴリにやっていきたい」と意気込んだ。
石黒登(取材・文)