浦和レッズJrの「超攻撃的」SB中村純之介が準決勝、決勝で決定的な仕事!
浦和レッズJrの「超攻撃的」SB、中村純之介(6年)が7月3日に行われた「第12回浦和トレセン交流大会」で、準決勝、決勝といずれも得点に絡む決定的な仕事。本人も「ミスもあったけど、点に絡めたところとか、そういうことに関してはよく出来たと思います」と振り返った。
準決勝のファナティコス戦は前半11分、右サイドでボールを受けると迷わず右足でズドン。大宮アルディージャU12との決勝は前半3分にスローインの流れからキーパーを越すクロスで吉野登馬(6年)のゴールをお膳立てすると、13分にはサイドを駆け上がりパンチのあるシュート。これをキーパーが捕球しきれず、こぼれ球を印出晴(6年)が決めるなど、2点に絡んだ。
中村が得意とするのが、位置的優位で受けて、そこからのドリブルやクロスでゴールに関わるプレー。「FWの選手にパスして、パスを出した後、インナーラップとかオーバーラップでサポートに入って、パスを受けてクロスとか、いろいろなドリブルとかをやっています」と解説するようにただ単に仕掛けるのではなく、その前段階で位置的優位を取るプレーはこの日も見られた。
また、セットプレー時のヘディングも持っており、金生谷仁監督も「DFの選手だけど攻撃的で前にパワーをかけられる。サイドバックだけど、本当に超攻撃的な選手」と中村について語る。
「自分らしいプレーがしたい」という中村の理想像は「いつも点に絡めて、体力があって、みんながプレーしやすいようなサイドバック」。その攻撃性をさらに生かすべく、この夏は体力アップに取り組み、冬の全日本U-12サッカー大会までにもう一皮むけて、チームをタイトルに導く。
石黒登(取材・文)