いよいよ２日、今季のプレミアリーグEASTが開幕を迎える。埼玉県勢で唯一このカテゴリで出場する大宮アルディージャU18は、第１節で昇格組の川崎フロンターレU-18と激突する。今年の代の主将を務めるDF小澤晴樹（新３年）は「歴史を変えられたら」と意気込みを語る。

今年のチームについて小澤は「個というよりチームで崩すという方がメインになってくると思う。後ろからの安定したビルドアップと、守備の方でもしっかりと安定した守備でやっていけたらいいかなと思います」。失点を少なくし、「２点取れば絶対に勝てるチーム」というのを目指す。

また、自身もU-18までの各年代別代表に選ばれ、今年は2種登録も受けるプレミア注目選手のひとり。「自分はインターセプトだったりロングボールが得意なので、ポジショニングというのを意識して、周りを見たり、そういうところはどんどん生かしていきたいですし、ヘディングも得意なので得点の方でもチームに貢献出来たらいい」と攻守両面でチームを引っ張る構えだ。

今年の高３は、３年前の高円宮杯U-15準決勝で、その後優勝するガンバ大阪ジュニアユースにPK戦の末に惜敗。小澤は「中学校の頃、全国３位で終わってしまっているので、まずはプレミアリーグ優勝というところを狙っていって、クラブユースもあると思うのでそこも日本一を取りたいですし、アルディージャはタイトルを取れていないので歴史を変えられたら」と強い想いを示す。３年前に掴み取れなかったタイトルへ、大宮アルディージャU18が新シーズンに臨む。

石黒登（取材・文）