昌平・須藤直輝「昌平高校に来た理由は選手権で日本一を取るため」 組み合わせ合同記者会見で意気込み
ひとつひとつ目の前の試合を勝ち上がりながら、最後は埼玉スタジアムでのファイナルで青森山田にリベンジして悲願の「日本一」に―。それが考えられる限りの最高のシナリオだ。
全国高校選手権の組み合わせ抽選を受けて16日に合同記者会見が行われ、昌平高校・藤島崇之監督、須藤直輝主将が出席した。昌平はAゾーンに入り、1回戦で山口県代表の高川学園と対戦することに。これまでに対戦はないが、須藤は「全国に出てくるチームというのはやっぱり実力があるチームだと思う。自分たちは全国ベスト8という経験がありますけど、チャレンジャー精神で1回戦目から全力で戦っていきたいなと思いました」と対戦が決まった時の心境を語った。
Aゾーンについては「どの山に入っても難しい試合はあると思いますし、選手権というのは本当に何が起こるかわからないので、そういうところはあまり気にしてはいないですけど…」とした上で「静岡学園を破った藤枝明誠が同じブロックにいるというのはすごい脅威だと思いますし、もし当たったら難しい試合にはなると思います」と昨年度優勝校を破った静岡の雄を警戒した。
昨年8強で敗れた青森山田とは逆山となり、当たるとすれば決勝となる。「去年の屈辱を晴らせるのは決勝で山田を当たるしかないと思っていますし、もちろん山田を倒さない限りは優勝はないと思っている」と須藤。そこを見据えつつ、まずは「目の前の一戦一戦」に注力していく。
その上で目指すのはもちろん日本一。「やっぱり自分が昌平高校に来た理由は選手権で日本一を取るためですし、このチームは日本一を取れるメンバーが揃っていると思う。自分が高校サッカーを選んで、進んできた道に間違いがなかったと思えるように、絶対に日本一を取ってプロの世界に羽ばたいていきたいなと思いますし、そうじゃないと悔いが残ると思うので、そのためにいまから全力でチームの底上げに尽力していきたいなと思っています」と意気込みを語った。
石黒登(取材・文)