カムイフットボールクラブ
カムイフットボールクラブ
活動拠点 | 広谷小学校、住吉中学校、若宮中学校、山村国際高校、北入西運動公園 |
---|---|
練習日 | 平日:月曜日、水曜日、木曜日(中学1年生)、火曜日、水曜日、木曜日(中学2年生)、火曜日、水曜日、金曜日(中学3年生)※だいたい18時から20時半くらい、土日祝日:練習、練習・対外試合 |
HPアドレス | http://vitoriakamui.com |
埼玉県坂戸市を拠点に2005年に立ち上げ、14年には法人化を果たしたカムイフットボールクラブ。
トップチームのカムイジュニアユースは県トップリーグに所属しており、関東大会にもこれまで4度出場(2008、09、10、14年)。また昨年度からはジュニアチームのカムイジュニア千代田をスタートさせるなど、ユース年代につなげるべく活動の幅を広げています。
現在はスクール生も含め約280人が在籍。子供たちは小川町や滑川町、東松山、坂戸、鶴ヶ島、川越、ふじみ野、日高、越生毛呂山、狭山といった多地域から集まっているといいます。
卒業生は県内の私立高校他、県外にも多くが進んでいるそうで、今年の全国高校選手権に出場した宮城県代表・聖和学園高校や J下部のアルビレックス新潟ユースにも選手を送り出しています。
そんなカムイのサッカーは相手や状況に応じて戦い方を変えるリアクションサッカー。「次のステージに進んだ時に、しっかり相手を見てサッカーすることを覚えていれば、どこに進んでも通用できる」(福田拓己代表兼U-13監督)という考えのもと、自ら判断しながらプレーを使い分けていけるように指導しているそうです。
またクラブの特色の一つが利き足へのこだわり。「海外の選手を見ていると、ドリブルの時はあまり両足を使わずに利き足でボールを運ぶ。それがパスやシュートなど、次の行動へのスムーズさにつながっているのではないかと。安定してボールを持てれば、顔も上がって相手も見られる。あとは最低限、利き足を100%使えるようにすることで、しっかりと武器にできるように」と福田代表。ジュニアチームを指揮する村山俊太監督も「うちは本当に利き足でススッと持っていく。持ち方にはこだわりを持ってやっている」といいます。
加えて31歳の代表も含め、コーチングスタッフの年齢が若く、選手との距離が良い意味で近いのもカムイの特徴。対話のほかにもメールやSNS、サッカーノートなどを通じて常にコミュニケーションをとっているそうで、進路相談のほか、必要とあれば個人的な面談等も重ねながら、微妙な年代の選手たちと向き合っています。
「あくまで中学生なので、ユースにつなげる架け橋の部分を大事にしたい。ここで燃え尽きてしまうのではなく、しっかり次につながるようにいろいろな側面からアプローチしていきたい」と想いを語った福田代表。
今後の目標は「関東大会に安定して出場し続けること」と「県トップリーグ1部定着」。また施設面でも満足度の高いクラブを目指していくといいます。ユースとの架け橋のテーマも含めて、発展を続けるカムイフットボールクラブからこれからも目が離せません!
石黒登(取材・文)