[新人戦]昌平が浦和学院を下しベスト4進出。トップでも出場機会増やすMF田島鳳人がハットトリック
令和7年度埼玉県高校サッカー新人大会準々決勝が11日に行われ、昌平はMF田島鳳人(2年)のハットトリックなどで浦和学院に5-1で勝利した。14日の準決勝では聖望学園と対戦する。

昌平は今年もS1リーグを戦うメンバーたちを中心に臨んだ中で勝利し、ベスト4に進出した。
昌平は前半15分、MF矢野修誠(1年)を起点にした攻撃で左サイドに流れたFW宇澤弘充(2年)がグラウンダーのクロス。これを収めたMF田島鳳人(2年)が左足を振って先制した。
ボランチの矢野が多くボールに触りながら、右MF播磨隼佑(1年)や田島が絡みながら攻撃。14分には宇澤が前線からプレッシャーをかけて中盤が回収。MF加々美郁哉(1年)のパスを受けた田島が切り返しからゴールに迫る。27分には1年次にはインターハイで得点も記録している10番の左MF根津優羽(2年)の高速クロスを田島がニアで点で合わせて追加点とした。
田島について芦田徹監督は「かなりこの新チームになってから、とても良い取り組みをしていて、実際にトップのグループのところでもスタートで出たりというところの選手の1人なので、本当に良いコンディションは作れていると思います」と話す。トップチームでも出番を増やしているという田島は後半1分、播磨の右クロスを収めて右足で流し込みハットトリックを達成した。
昌平は後半メンバーを入れ替えながら、12分にU-15日本代表歴のあるMF押江颯人(1年)が、23分にはMF齊野蒼志(2年)がドリブル突破からゴールと途中出場組も結果を残した。
一方、2年生が修学旅行で不在、オール1年生の構成で臨んだ浦和学院も32分、MF松田柊一郎のパスを受けたMFデニス アンリ 祥成がゴールに突き刺したが、反撃はこの1点のみだった。上原龍コーチは「守備に追われて攻撃にスイッチした時の距離感が遠かった」振り返った。
それでも今大会は1年生チームで臨んだ中で初戦で正智深谷に勝利。「収穫はあったかなと。あとは選手権メンバーにどれだけ入れるか、2年生が帰ってきた時にこの経験をどこまで生かせるか。トップで出られる選手っていうのがどれだけ出てくるか、これからに期待します」とした。
勝った昌平・芦田監督だが、「正直良くなかったと思います」とピシャリ。「前半は特に変なミスが多かった。うまくいかない、ミスが多い、その中でも少しでも良くしようとする働きかけや、言動、振る舞いみたいなものがすごく不足していた。後半は戦術的にはテコを入れたんですけど、自分たちでうまくいくように働きかけてほしかったし、その変化がほしかった」と投げかけた。
トップサブ、セカンドチームで臨んでいる今大会は、選手たちにとって序列を取りに行く大会でもある。この日もトップの試合から移動してきた指揮官は「やっぱりそこだと思います」と話す。
「(トップも)本当にフルでファイトしていたし、だから負けていられないんだと。今日ここに出られなかった選手たちは、自分が成長するために何ができるかに本当に向き合えるかどうか。誰かが良くないプレーをすることを臨むんじゃなく、自分が良くなることにどれだけ向き合ってやっていけるかというところはいまだからこそ余計に感じてほしいなと思います」と語った。
先輩たちの中にもこの新人戦からスタートし、トップチームに定着していった選手や全国で活躍した選手も。各々が成長するために、という部分に向き合い、勝ち上がって序列を掴み取る。
石黒登(取材・文)
試合結果
昌平 5-1 浦和学院
2(前半)0
3(後半)1


