[3rdリーグ]昌平の2年生FW小山内奏多が得点王に。「もうあと1年しかない。本気で頑張っていきたい」

1年を通じてゴールを重ね続けた自信を糧に、ストライカーが来シーズンの飛躍を誓った。昌平FW小山内奏多(2年)は今季3rdチャレンジリーグで15ゴールを量産し、得点王に輝いた。
最終節の西武台戦では1点を追う後半17分にピッチへ。19分にいきなりゴールに迫ると21分、クロスからMF平野龍空(3年)のシュートのこぼれ球をきっちり詰めて同点ゴールを奪った。
「1年通してリーグでゴールを重ねられて、得点王っていうのを達成ができたので嬉しいです」
今季はセンターフォワードを主戦場に、サイドでもプレー。「前目で出ることが多かったので、結果というところではこだわってました」と語るように、ゴールへの意識を常に高く持ち続けた。
「自分は裏抜けを結構狙ってて、そこでみんながいいパスを出してくれて。その形から結構ゴールを決めることができたので、そこは1年の時から比べて1年を通して成長できたと思います」。持ち味のスピードを生かした抜け出しからゴールに結びつけられるようになったことで得点を量産。また、オフ・ザ・ボールの動きや相手との駆け引きも意識してできるようになったという。
浦和東、市立浦和戦ではハットトリックを達成。ストライカーとして自信を深める1年となった。
「(トップチームでは)ポジション的には、いま1年の(立野)京弥が出ているので、後輩に負けてられないなって思います」と小山内。「もうあと1年しかない。最後の1年は本気で頑張って行きたいと思います」。1年を通して得点を重ねたことを自信に、来年は飛躍の1年にする。
石黒登(取材・文)


