[浦和カップ]興梠慎三に憧れる2年生FWがV弾含む3戦4発でMVP! 浦和ユースFW中村虎太郎「プレミアでも得点王を取れるように頑張りたい」
クラブレジェンドに憧れるFWがMVPに輝いた。第44回さいたま市招待高校サッカーフェスティバル「浦和カップ」決勝が3月31日に行われ、浦和レッズユースが富士市立を下し8大会ぶり3度目の優勝。最優秀選手には決勝PK弾を決めたFW中村虎太郎(新2年)が選ばれた。
「今大会はしっかり出た試合で必ず結果を残すと決めていたので、このような結果がもらえて本当に嬉しく思います」。今大会、中村は初戦の磐田東戦で1ゴールを挙げると、続いての出場となった2日目の健大高崎戦では2ゴールを決めて勝利に導き、決勝ステージ進出に貢献した。
3度目の出場となった決勝の富士市立戦は左MFとしてスタメン。「運動量だったりフィジカル、対人のところ、絶対に負けないっていうパワフルなプレーは自分の持ち味」という中村は右のMF阿部湧心(新3年)とともに両サイドからの仕掛けでチームのアタックを引き出していた。
試合は前半11分、MF和田直哉(新3年)のボールカットからMF和田武士(新1年)が決めて浦和が先制したが、24分に富士市立MF竹内悠二(新2年)にペナルティキックを決められ同点とされる。後半も浦和が押し込んで進める中で決めきれない時間が続いたが、終了直前の27分に獲得したペナルティキックを中村が落ち着いて右下隅に流し込み、これが決勝点となった。
掲げていた出場全試合ゴールを達成し、チームのタイトルに貢献したFWは今大会の最優秀選手も受賞。一方で「結果的に(MVPを)取れたことは嬉しかったんですけど、今日の試合もPK意外にも決めきれるところがあったと思うので、そこをプレミア開幕までにしっかりと練習して、自分個人で決められるようにやっていきたいと思います」。決勝では1枚剥がしても、2枚目が来た時に対応しきれず、なかなか個人で決定機を作りきれなかったことを課題に挙げた。
「自分はあんまり身長が高くないので、でかい選手に、動き出しだったり、スピードが持ち味なので、しっかりと背後の動き出しとか、そういうところをやっていきたいと思います」という中村は、昨季限りで現役を引退したクラブのレジェンドFWで「憧れています」と話す、興梠慎三のゴール前の動き出しやクロスへの動き出しをyoutubeなどで見ながら参考にしているという。
決勝を見守った吉田健太コーチも「彼はもう本当にストライカーという感じの、メンタリティもそうですし、得点能力だったり、アジリティ能力だったりっていうところもあるので、本当に楽しみな選手。ポテンシャルは持っているなと思いますし、何よりやっぱり気持ちの部分がある。そういった選手がトップに上がっていくのかななんて思いながら、でもやっぱりある程度自分で自分をコントロールできる部分だったり、まだまだやっていかないといけないサッカー以外の部分だったり、そういったところは本当に成長してほしいなと思っています」と期待する。
昨年はトップに昇格したFW照内利和が得点ランク2位の14点を記録しプレミア復帰に大きく貢献。「しっかり試合に出て、プレミアでも得点王を取れるように、トシくんを越えられるように頑張って行きたい」という中村は「15から20ぐらい取りたいですね」と得点量産を誓った。
石黒登(取材・文)
試合結果
浦和レッズユース 2-1 富士市立
1(前半)1
1(後半)0