[さいたま市冬季大会]メンタル面での成長見せた日進中が3位!新人戦県8強の東浦和中、大谷場中を撃破し躍進
令和6年度さいたま市冬季大会が行われ、3位決定戦は日進中が1-0で大谷場中を下した。
メンタル面での成長を見せた日進中が、新人戦県8強の大谷場中を下し、3位入賞を果たした。
1点を争う展開となった中で日進中は後半11分、FW朝香多央が右サイドで1人交わしてクロスを送ると、FW杉本柚樹は「ゴール前で緊張するシーンでも、落ち着いてトラップしてシュートを打てた」。対面の相手SBを冷静に交わし、左足でコースに流し込みこれが決勝点となった。
大谷場中は後半立ち上がりに右CKからDF春日憲悟主将が打点の高いヘディングで捉えたが、惜しくも枠外。28分には10番FW小嶋志苑が決定機を向かえたが、日進中はキーパー、ディフェンスラインが最後まで集中した守備を見せてこの場面をブロック。そのまま1-0で締めた。
今大会は準々決勝で県8強の東浦和中を2-0で撃破。準決勝で優勝した南浦和中に0-3で敗れたが、新人戦の市5位を上回る3位に。主将のMF佐々木凌雅はメンタルの成長を挙げる。
「(これまでは)1人1人の技術は高い方ではあるんですけど、メンタルの部分で負けてしまっていたところがあった。呑み込まれずに自分たちが呑み込むっていうメンタルは大きく持てたと思いますし、今大会は自分たちのメンタルっていう部分では大きく成長できたと思います」
大会前は「練習でもぬるいところがあった」(佐々木)というが、佐藤太是監督からの声かけやトーナメントを勝ち抜く中で成長。メンタル面の充実がさいたま市3位という結果に繋がった。
佐々木主将は「今回3位になったことで、自分たちより結果が下のチームの方が多いと思うんですけど、そういったチームがガンガンとくる中で、それを跳ね返すようなチームにはしていきたいですし、決勝をやっている尾間木と南中にも呑み込まれずに、自分たちが呑み込む意識で、チーム全員で、全力で学総とか高円宮杯に取り組んでいきたい」と新シーズンへ意気込みを語った。
石黒登(取材・文)
試合結果
日進中 1-0 大谷場中
0(前半)0
1(後半)0