高校サッカー部員たちがジュニア大会を運営 “10年目”を迎えた成徳チャレンジカップ

成徳深谷高サッカー部は12日、ジュニアサッカー大会「成徳チャレンジカップ2024」を仙元山公園陸上競技場・多目的広場で開催。深谷市内外から32のチームが参加し、熱戦を繰り広げた。

世代を超えた交流を通して地域の活性化を図り、部員たちに人との繋がりの大切さを考えるきっかけにと2015年にスタート。コロナ禍の休止も経て、今年が節目の10年目の開催となった。

運営や審判は部員たちが主体となって行う。参加チームのほとんどは現所属部員の出身チームで、それぞれが“古巣”の担当として子供たちをサポート。部員にとっては恩返しの機会となった。

今年も32チーム、400名を超えるジュニア年代の選手たちが参加。大会は参加チームを8グループに分けてのリーグ戦を行い、各リーグ上位2チームによるトーナメント戦で順位を競った。

決勝は新人大会で準優勝した東松山ペレーニアフットボールクラブジュニアと上尾朝日FCの強豪チーム同士の一戦に。スコアレスからのPK戦の末に東松山ペレ-ニアが優勝を飾った。

大会MVPには優勝した東松山ペレーニアの比留間叶翔が選ばれた。そのほか、個人賞ではベストFWに大会得点王の相原瑶(上尾朝日FC)、ベストMFに木崎太陽(上尾朝日FC)、ベストDFに鈴木翔太(ダイナモ川越)、ベストGKに小森谷謙(プライドFC)が選出されている。

石黒登(取材・文)