次の年代以降で通用する選手を育成する―。白岡SCL・小島哲広監督は「この年代に限らず、やっぱりどこに行っても通用する選手にしたいなというふうには思っています」と想いを語る。

今年の選手権でも白岡のOGは埼玉県勢では最大勢力となる23名がメンバー登録。準々決勝で貴重な同点弾を決めるなど日ノ本学園の準優勝に貢献したFW野本花音や、初戦敗退となったものの聖和学園のMF櫻井まどかは今春からなでしこ１部のニッパツ横浜FCシーガルズでプレーする。また１、２年生の登録選手も多く、今年も全国各地の強豪チームで活躍が期待される。

次年代以降で活躍する選手を育成するために。白岡として大事にしているのが技術の部分だ。

「女の子たちのチーム数も少ない中で、安心して高い技術を教われる場所を提供し続けたいなと思っています。技術はやっぱりこだわってやっていきたい。どうしてもそこがないと高校でなかなか通用しなかったりするので、やれることは全部やって送り出したいなと考えています」。

「止める」「蹴る」「運ぶ」にはかなり力を注いでおり、特に「運ぶ」に関してはチームの中でも時間をかけてやっている部分。今後も「ボールを持てるというのは武器にしていきたい」という。

４年ぶりの全国を狙う今年のチームはもちろん、全国に散らばる白岡のOGたちにも注目だ。