川口北の長身MF井田瑠泉が2ゴール。「点も決められて守備でも引っ張れる選手」を目指す

守備でもゴールでもチームを引っ張れる選手になる。川口北の大型MF井田瑠泉(2年)は初の公式戦となった新人戦南部支部2回戦・浦和戦で2ゴールを奪う活躍でチームを勝利に導いた。

前半8分にFKからのこぼれを詰めて先制点。そして圧巻だったのが1-1で迎えた2点目だ。

後半14分、サイドを大きく揺さぶるとMF石原峻吾(2年)の横パスを井田がエリア外から右足ダイレクト。「たまに練習とかでも決める時があった」とイメージを持って打った1本はふんわりとした軌道を描きながらキーパーの伸ばした手を越えて、ゴールネットに吸い込まれた。

イメージ通りの1本に「すごい気持ちよかった」と井田。池田一義監督も「力が抜けていて良かった。今日は良い仕事をしましたね」と決勝点を含む2ゴールを決めた19番について語った。

まだまだ競り合いの部分や本人も挙げる「試合の最後までしっかり強度高く出来る集中力」など課題もあるが、184cmの長身MFは「今日みたいに点も決められて、守備でもチームを引っ張れるような選手になりたい」と意気込む。父の母国、イギリスの注目株MFデクラン・ライス(ウェストハム)のプレーを参考にしつつ、攻守でチームを牽引出来るような存在を目指す。

石黒登(取材・文)