学総県大会優秀選手 埼玉サッカー通信的総評

GK佐藤晴翔(新座第二)
初戦の与野東戦ではチームを救うPKストップ。その後も得意とするハイボールやセービングで安定感を見せた。守備陣にとっても「後ろに佐藤がいる」というのは大きかっただろう。

GK清水葵(原山)
3回戦の川口西戦は結果的に4失点することになったが、至近距離からのシュートへの反応や相手の連続シュートにも2度3度と飛びついてセーブを決めるなど、好守も多かった。

DF森敦彦(川口西)
「対人の強さ、フィード能力、ラインコントロール、ディフェンスとして一定基準のものはすべて持っている」と指揮官が評するDF。特に空中戦では抜群の強さを発揮してみせた。

DF森岡亮太(川口西)
森と同様、ディフェンスとして高いレベルを持つ。大一番となった南浦和戦ではロングフィードから一時勝ち越し弾をアシストするなど、精度の高いキックが大会を通して光った。

DF堀太一(日進)
「本当に頑張れるようになったので、そこがやっぱり強みかなと思います」(監督)。シュートにもしっかり身体を寄せるなど、市予選4位から県4強に進出したチームを後ろで支えた。

DF廣瀬光稀(新座第二)
CBの一角として粘り強い守備を見せた。決勝では終盤に1点を取られ敗れたが、「本当に2か月前と比べたら成長した。よく頑張ったかなと思います」と指揮官も成長を称えていた。

DF伊藤大翔(新座第二)
右SBの伊藤は好守を通じて高い貢献度。準決勝の白幡戦では約30mのロングスルーパスを通して4点目をアシスト。決勝ではライン上で決定機をかき出すなど気持ちも見せた。

DF橋本理功(新座第二)
左SBの橋本もしっかりと攻守のバランスを取りながらプレー。今大会、新座第二はウイングがひとつカギを握った中で、それをケアする両SBの献身性というのもチームを支えた。

DF馬場修斗(尾間木)

MF美島薫(新座第二)
左足に特別なものを持っているレフティは、ボール技術を生かして相手を“ずらし”展開してメイク。準決勝では抜け出しからのゴールも決めた。好きな選手はチアゴ・アルカンタラ。

MF覚田飛羽(新座第二)
4-3-3のアンカーとして的確に攻撃の芽を摘み、攻守を繋ぐリンクマンとして中盤に安定感をもたらした。準決勝のコーナーからニアでヘディングを合わせた先制点はお見事。

MF新田陽大(新座第二)
右の眞下とともにWGが躍進を支えた。外から切れ味のあるドリブルで最後のラインを越えてチャンスメイク。また得点への意識も高く、準々決勝、準決勝で連続ゴールを記録した。

MF金井裕世(埼玉栄)
新人戦では前半はボランチ、後半はトップと、二刀流をこなした中で今大会はボランチメインでプレー。スペースを突くスルーパスや切れ味鋭いドリブルで何度もゴールに迫った。

MF河原塚悠太(植竹)
1回戦で川口西と対戦した植竹は河原塚が起点となり、後半にペースを握る時間もあったが、ゴールに繋げることが出来ず。新人戦8強の上を狙った中で無念の初戦敗退となった。

MF大森拓真(川口西)
指揮官が「チームの心臓」に置く7番は視野の広さを生かし、全体を見ながらパスを回したり、ゴールに直結するパスでチームをリード。パンチのあるシュートでネットも揺らした。

MF熊木比呂(川口西)
決して目立つタイプではないが、仕掛けることもでき、また的確にパスも捌けて、ディフェンスにもしっかりと貢献できる選手。そういった意味では欠かせない選手のひとりだった。

MF関根大地(日進)
もともとドリブル系の選手だったというが、中学校で中盤をやり始め「守り」についても意識するように。準々決勝では相手のエース封じを任せられた中できっちりと抑え込んだ。

MF勇隼人(白幡)
準決勝の新座第二戦では押し込まれる展開の中で守備のタスクもしっかりとこなしつつ、後半はショートカウンターの起点となったが、相手守護神の好守の前にゴールが遠かった。

MF升掛壮梧(南浦和)
今年の中体連屈指のテクニシャンは今大会でも“わかっていても止められない”ドリブル突破でゴールに迫った。タイトルには手が届かなかったが、次年代での活躍も楽しみな選手。

MF畑乙樹(南浦和)
升掛とともにWエースの一角を担った畑。新人戦の時以上に仕掛けの意識が増した今大会は自分が引っ張るという気概も感じた。準々決勝で敗れたが、後半ATに気迫の同点弾。

FW田中悠真(川口西)
目標の2桁ゴールには及ばなかったが、堂々の9ゴール。また精神面でもチームを引っ張った。いつも取材にも丁寧に応じてくれるグッドガイでもある。関東での活躍も期待したい。

FW半澤一颯(日進)
フットサル出身で本格的にサッカーを始めたのは中学校からという異色の経歴の持ち主は「身体能力とか技術的にも結構上に伸びた感覚はあります」と成長を示す今大会3ゴール。

FW加藤佳大(埼玉栄)
埼玉栄の快速ドリブラーは今大会もスピードに乗った仕掛けで積極的にチャレンジ。2回戦の熊谷富士見戦では内に仕掛けて相手を引き付けるとスルーパスから決勝点を演出した。

FW須山岬(秩父第二)

FW齋藤亮太(川口東)