高校サッカー選手権戦力分析【埼玉栄・浦和南】
埼玉栄高校
所在地:埼玉県さいたま市西区西大宮3丁目11番地1
URL:http://www.saitamasakae-h.ed.jp/h/
今季成績
新人戦:―
関東予選:ベスト8
インターハイ予選:ベスト8
SS1リーグ:2位(5勝0分2敗)
※リーグ戦の順位は前半戦終了時点のものです。
主なOB:町田也真人(松本)、高瀬優孝(熊本)、高橋利樹(2020年熊本内定)など
監督:稲垣忠司
追いつく力は証明。小さなミスを如何に減らすか
関東予選はV筆頭の昌平を相手に2度のビハインドを跳ね返して逆転勝ちしたが、武南に完敗を喫し、ベスト8に終わった。
武南とはインターハイ予選でも準々決勝で激突。常に先行を許す展開も海津、小山のゴールで追いついたが、自分たちの時間帯で取りきれずにいると逆に決勝点を許し、2大会連続で4強入りを逃すこととなった。
「0ー3」から「2ー3」と成長を示した一方で、決勝点はミス絡みと課題も浮き彫りに。
強豪を相手にも追いつける力はこの2大会で証明した。如何に小さなミスをなくしていけるかが、鬼門突破の鍵となりそうだ。
Pick up Player
MF海津遼馬(3年)
昌平を沈めたサイドの仕掛け人
カットインからのフィニッシュは相手DFにとって脅威だ。セットプレーのキッカーも務め、昌平戦ではキックで勝利に導いた。
基本フォーメーション
浦和南高校
所在地:埼玉県さいたま市南区辻6-5-31
URL:http://www.urawaminami.ed.jp
今季成績
新人戦:ベスト8
関東予選:ベスト16
インターハイ予選:ベスト16
S1リーグ:7位(3勝1分5敗)
主なOB:田嶋幸三(日本サッカー協会会長)、大熊清(C大阪チーム統括部長)、水沼貴史(元横浜M)、永井良和(元古河電工)、斉藤和夫(元三菱重工)ほか
監督:野崎正治
今年も「堅守」が核。連覇を狙う赤き血のイレブン
昨年は母校帰還6年目の野崎監督のもと、インターハイ、選手権と2度の全国を経験。今年は全国メンバーからFW佐藤、MF中道、DF庄司のセンターラインが残った。
新人戦では正智深谷に逆転負けを喫してベスト8敗退、インターハイ予選3回戦・西武台戦では得意のセットプレーから2点を奪うも終盤に同点とされ、PK戦の末に敗れるなど、紙一重の勝負をものにできていないが、逆にここを突破できれば上位も見えてくる。
昨年と同様に堅守が基本線。0で耐えて高さのあるDF大石らがセットプレーからゴールを狙う形は変わらない。前線は今年から10番を背負うFW佐藤が鍵を握る。
Pick up Player
FW佐藤智隆(3年)
ポストワーカーからフィニッシャーへ
高さを生かしたポストに加え、今年はフィニッシュにもこだわる。連覇には「10」の点取り屋としての覚醒が必須だ
基本フォーメーション
石黒登(取材・文)