[女子新人戦]南稜は4大会ぶり決勝も準優勝。DF横山莉央は悔しさの中にも手応え「次はもっと自分のやりたいことができる」

初優勝を目指し、4大会ぶりのファイナルに臨んだ南稜は花咲徳栄に1-0で惜敗し準優勝。CBとしてスタメンした横山莉央(2年)は「最初ふわふわして入っちゃって。やっぱり1個のミスが試合に響くから、最初の1点がもったいなかった」と前半開始1分の失点を悔しがった。

失点後はディフェンスラインからビルドアップしながら相手の攻略を試みたが、「右が詰まっていて、左でやりたかったんですけど…。ビルドアップしたい意思はあるけど、ボールがあんまり回っていかなかった」。横山自身も「私がもうちょっと早く引き取れば良かった」と反省する。

「でも、後半はうまくできたかなと思っていて。ロングボールを入れたり、中盤とかにつけられたりしたんですけど、やっぱり点が取れなかった」。後半は自分たちがやりたいプレーが出せたシーンもあっただけに、最後の部分で迫力を持ってゴールに迫りきれなかったことを悔やんだ。

横山は左CBとして出場。33分には横山のキックからの攻撃でMF新井つばさ(1年)のクロスにFW小嶋ゆうき(1年)が飛び込むなど、得点に繋がりそうなシーンもあった。「左CBで左足しか蹴れない中で、中盤からの動き出しだったり、つばさとかは見えていたから出せた部分もあった」としつつ、「もうちょっと良いパスが出せたかなと思います」と質を課題に挙げた。

5年ぶりのタイトルとはならなかったが、それでも手応えを掴んだ大会だったという。「自分としては、決勝も(準決勝の)昌平戦も、なんか思ったよりもできたなっていうことがあって。確かに負けたのは悔しいけど、自分としては通用するところは通用するっていうのを確認できた」。

「後半は球際でいうと、相手の方が早かったり、強かったりしたところはあるんですけど、行けるところはちゃんと行けたし、昌平戦も自分はカバーリングが自信があって、その部分で通用した部分もあった。あとはもうちょっとロングボールの質をこだわれれば」。ボランチでも高い水準でプレー可能で、今季はまだどちらが主戦場になるかはわからないというが、「どこで出ても、次はもっと自分のやりたいことができそうかなと思いました」と自信をつけた大会にもなった。

1年生から出場する横山も4月には最高学年となる。「自分が1年生で昌平を倒した時も、やっぱり3年生が偉大だった。今度は1年生が入ってきて、後輩が2学年になるので、もっと引っ張れるような3年生になりたいし、個人としてもいれば安心するみたいな、いなきゃダメみたいな。1人で戦況を変えられるとか、相手から怖がられる存在になりたいです」。いままで当たり前のように引っ張ってくれた先輩たちのようにチームを牽引し、次は南稜にタイトルをもたらす。

石黒登(取材・文)