[プレミアEAST]ルーキーイヤーは4得点も「課題が多かった1年」。昌平のU-16日本代表FW立野京弥はさらにグレードアップし選手権、2年目のシーズンへ

1年生の大型FWがゴールで、ルーキーイヤーのプレミアを締めた。最終節の川崎U-18戦、1点を追う昌平は後半37分、U-16日本代表FW 立野京弥が同点弾。相手のビルドアップをDF中島夢瞬(3年)が跳ね返したボールを収めると、ターンから侵入し右足でネットを揺らした。

「ちょっと浮いていたんですけど、反転して、相手が前にいたので1対1でシュッと剥がして流し込んだ感じ。ゴールを見てちゃんとコースを狙って打てましたし、すぐ振らなきゃ相手の足も出てくると思ったので、すぐ振れて入ったので良かったです」。対峙したU-17日本代表DF藤田明日翔(2年)を切り返しで剥がすと、ストライカーらしくゴールエリア内に侵入し奪った。

一方で、「シュートはあれ1本しか打ってないですし、 前を向いてシュートする場面っていうのは2本ぐらいあったんですけど、振り切ることができなかった」と反省。「あとは自分が持った時に叩く意識はあったんですけど、叩くことができずに奪われてしまったっていうところが課題だと思います」。キープする場面は多かった中で、そこで叩いたり、預ける判断が遅くなり、ボールを失う場面も多かった。チームは終盤に失点し、最終節を勝利で飾ることはできなかった。

今年はまだ入学式の前だった開幕戦の市立船橋戦でいきなりスタメン出場すると、決勝ゴールの活躍。左中足骨の骨折で抜ける期間もあったが、ルーキーながら昌平の1トップとして1年間プレーした。その中で「自分はやっぱりFWとして点数はあんまり決めることができていなかったので、結構苦しんだ時期もあって。自分の長所であるキープ力もプレミアとかになるとやっぱり課題っていう部分もあるので、今年1年は課題が特に多かった1年だったです」と振り返る。

中3の頃は受けて、前を向いてシュートまで行けたようなシーンも、2学年上で、世代トップの選手たちが集まるプレミアリーグの舞台でなかなか今年は前を向けず、預けてしまう場面も。「来年はそういうことを意識して、前を向いてシュートっていうところに繋げられれば」と話す。その中でも「チャンスで決めきることはできたのかなと思います」。前後期の市立船橋戦、残留を確定させた前節の柏レイソルU-18戦ではこぼれ球を勝負強くゴール。この日は相手を外してゴールに結びつけ、1年目は4ゴール。それでも「もっと取りたかったです」というのが本音だ。

約2週間後には立野にとって初めての全国高校選手権が幕を開ける。「1つ1つ大事に戦って全国優勝します」と宣言した1年生ストライカーは「やっぱり1試合1点はマストとして考えて、チームを救えるストライカーになりたいです」と高校初の全国の舞台でもゴール量産を誓った。

石黒登(取材・文)