本庄第一FW浅沼和志、「貪欲に」左足で2発!個の表現力を上げるべく様々なことに取り組み、絶賛成長中
新チームで、大きな舞台で活躍するために個としての表現力を求められているFWが2得点。本庄第一FW浅沼和志(2年)は「まずはシュートに貪欲に行くことを意識してやっていた」「やっぱり自分の役目である得点というところで2点取れたので良かったです」と振り返った。
松山との北部支部準決勝、浅沼は前半38分、FW宇野優衣(2年)の落としを下で拾うと、左に持ち出して蹴り足を鋭く振り抜いてゲット。後半37分には左コーナーキックのこぼれを流し込んだ。いずれも利き足ではない左足でのシュートだったが、「自信を持って打てた」と話した。
大山真司監督は新チームが立ち上がって以降、浅沼に「個としての表現力」を求めてきたと話す。
「新チームになる前の彼はSリーグとか、そういうところではおそらく自分を表現できない。表現するためにどうするのとなった時にいままでなかった強さだとか、積極性だとか、そういうものが必要だというのが新チームになった時に彼に話したこと。彼自身はちゃんとそれを捉えて、取り組んでいるので、伸びていって選択肢が増えてくるといい。まだ彼は成長途中です」
その積極性を示しての2ゴール。また、最近はフィジカル強化にもチャレンジ中で、運ぶドリブルについても「腕とか身体の入れ方とかを考えて、ボールの置き所とかを意識して運べた」。個としての表現力をアップさせるために様々なことに取り組み、その幅を広げるFWは「チームのために活躍できる、チームメイトから頼られる選手」になるために、今後もより一層成長する。
石黒登(取材・文)