“先輩越え”目指す新座第二中が2年ぶりの全中出場決定!西武台新座中は前年覇者に逆転負けも初の関東大会で奮闘
「第54回関東中学校サッカー大会」が8月7日から9日にかけて群馬県のコーエイ前橋フットボールセンターで行われ、埼玉県第1代表の新座第二中が2年ぶりの全国大会出場を決めた。
新座第二は1回戦で城里常北中(茨城②)に大久保航大(3年)の2ゴール、丸田陽斗(2年)、小野寺快斗(3年)の強力3トップがゴールを重ねるなど、5-1で快勝。2回戦で松戸常盤平中(千葉②)に敗れたが、敗者復活1回戦で高崎長野郷中(群馬①)に勝利し、全国を決めた。
前半に先制を許したが、後半23分から投入されたFW容貝凌真(3年)が躍動した。出場わずか1分後の24分にチームの窮地を救う同点弾を奪うと、延長後半4分にも右足シュートを決め逆転勝利に導いた。容貝は初戦の1ゴールに続き、今大会チームトップの3ゴールを記録。県大会は準決勝、決勝と出場機会はなかったが、牙を研ぎ続けたスーパーサブが関東突破に貢献した。
新座第二は現高校2年生の代が埼玉県予選で準優勝、その後の関東大会を突破して全国大会への切符を掴み取ったが、本戦は無念の辞退という形に。今年の代はその先輩たちの悔しい背中を見てきた代で、選手たちも「先輩たちの記録を越えたい」と話していた。20日に香川県で開幕する「第54回全国中学校サッカー大会」では、まずは1回戦突破で“先輩たち越え”を目指す。
県第2代表の西武台新座中は、1回戦で強豪・修徳中(東京①)と対戦。前半10分、ゴール前の混戦をMF植村風海(3年)主将が決めて先制したが、その後はなかなかシュートまで繋げることができず、2点を奪われて逆転負け。それでも県大会でも数多くの番狂わせを演じ、初の関東大会出場を掴み取ったチームは、前年度優勝校に対しても最後まで粘り強く戦い、奮闘した。
石黒登(文)
1回戦
修徳中 2-1 西武台新座中
植村風海(10分)
城里常北中 1-5 新座第二中
大久保航大 (7分、11分)、丸田陽斗 (27分)、小野寺快斗(44分)、容貝凌真(52分)
2回戦
新座第二中 0-2 松戸常盤平中
代表決定戦
新座第二中 2-1 高崎長野郷中
容貝凌真(54分、69分)