武南が9大会ぶり21度目のインターハイに臨む【壮行会レポート/全20選手コメント入り】

応援してくれる人たちの想いを感じ、いざ夏の全国へ――。9大会ぶり21度目の全国高校総体(インターハイ)に臨む武南高校サッカー部が16日、さいたま市内のホテルで壮行会を行った。

冒頭では大山照人前監督が挨拶。今年のチームについて「バランスの取れた良いチーム」と話し、「決してこれからチャレンジするインターハイのトップになれなくはないなという風な感じで、基本的な力が備わってるなと。選手とスタッフで一心同体に力を合わせて、一戦一戦必勝体制に臨んでいただければ、ひょっとしたら吉報が聞けるんじゃないかな」と期待。「ぜひ、北の大地で大きな夢を叶えていただければ。選手諸君頑張れ!内野先生たち頑張れ!」とエールを送った。

内野慎一郎監督は「初戦に向けて、全部をそこに力を出せるように選手とともに頑張っていきたい」とし、前島拓実主将は「内野監督体制になって初めての全国大会ですが、自分たちは埼玉県の様々な高校の良きライバルの想いを胸に、北海道の地で武南のサッカーをして、ひとつでも多く勝って、優勝できるように頑張るので、応援よろしくお願いします!」と意気込みを語った。

内野慎一郎監督
「今日は本当にお暑い中、我がサッカー部のために、このような会を開いていただきまして、本当にありがとうございます。日頃から公式戦の場に足を運んでいただき、後援会、OB会、保護者の方々、本当にいつも多大なる声援をいただきまして、選手の力になっているかと思います。本当にありがとうございます。今回、インターハイには21回目ということで、全国大会の舞台に立ちます。ただ、私が指揮を執らせていただいて、まだたったの1回です。その前には20回インターハイに出てるいるという歴史があります。先輩方々が、1試合1試合を本当に大切にして、この記録を作ったんだなというのを、いま改めて感じるところです。ただこの1回をまた自分たちのステップにして、これから少しでも武南という高校の歴史にひとつでも積み上げられたらなという想いで、いま一生懸命やってるところです。

今予選を振り返ると、1番苦しかったのは、やはり準々決勝の川越東戦だと思います。苦手とする雨の日、引いて思うように点の取れないチームに対して得点を取られる。PK戦でも外したら負けという、その雰囲気の中、よく乗り越えて勝ったなと、いま本当に思っております。準決勝、決勝では点差は開いたものの、まだまだ目指すところには至っておらず、課題が残るゲームとなったことは否めないと自分の中では考えています。これからもっともっと成長していかなければいけません。そのためにスタッフと選手で一体感を持って、これから全国大会にまずは臨みたいと考えております。22日から東北の方に遠征いたします。1回戦はシードなので、2回戦からの登場になりますが、宮城県代表・東北学院高校と、大阪府第1代表・金光大阪の勝者と対戦いたします。この初戦に向けて、全部をそこに力を出せるように、選手とともに頑張っていきたいという、そのための準備をいまから整えていきたいと考えております。今後ともどうぞ応援よろしくお願いいたします」。

前島拓実主将
「本日はこのような会を僕たちのために開いてくださり、本当にありがとうございます。インターハイの県予選では、市立浦和高校、川越東高校、正智深谷高校、浦和南高校を倒し、インターハイ全国出場を決めました。決勝の浦和南戦では、様々な世代の方々がたくさん会場に足を運んでくださり、自分たちが夢としていた、あのスタジアムの雰囲気というのを観客の皆様に作り上げていただきました。それは大山先生が作り上げてきた武南高校であったり、浦和南の伝統だったり、その両校のOBの皆様が作り上げてきてくださった伝統であり、そこには深く感謝しています。ありがとうございます。内野監督体制になって初めての全国大会ですが、自分たちは埼玉県の様々な高校の良きライバルの想いを胸に、北海道の地で武南のサッカーをして、ひとつでも多く勝って優勝できるように頑張るので、応援よろしくお願いします」。

全20選手一言コメント

GK1前島拓実(3年/A.CアスミJrユースFC)
「ACアスミジュニアユース出身、3年GK、キャプテンの前島拓実です。得意なプレーは身体を張って守ることです。応援よろしくお願いします」。

DF2島崎貴博(3年/クラブ与野)
「クラブ与野出身、3年島崎貴博です。自分の強みはシンプルなプレーと球際の強さです。応援よろしくお願いします」。

DF3小金井遥斗(3年/クラブ与野)
「クラブ与野出身、3年CBの小金井遥斗です。自分の強みは空中戦の強さです。応援お願いします」。

DF4岸雅也(3年/クラブ・ドラゴンズ柏)
「ドラゴンズ柏出身、CB岸雅也です。自分の強みは対人の強さです。応援お願いします」。

DF5齋藤瑛斗(3年/GRANDE FC)
「グランデFC出身のDF齋藤瑛斗です。得意なプレーは対人の強さと球際の強さです。応援よろしくお願いします」。

MF6宮里丞(3年/tfaジュニアユース)
「田口フットボールアカデミー出身、3年MF宮里丞です。自分の強みは試合の流れを読むことです。応援よろしくお願いします」。

MF7川上旺祐(3年/ESPORTE CLUBE JOGADOR)
「ECジョガドール出身、川上旺祐です。得意なプレーである細かいところのドリブルと、攻守の切り替えを生かして頑張ります。応援よろしくお願いします」。

MF8高橋秀太(3年/武南ジュニアユースFC)
「武南ジュニアユース出身、3年高橋秀太です。自分の強みは左足のキックです。応援よろしくお願いします」。

MF9戸上和貴(3年/FC LAVIDA)
「FC LAVIDA出身の3年戸上和貴です。得意なプレーはヘディングと推進力のあるドリブルです。応援よろしくお願いします」。

MF10松原史季(3年/浦和レッズジュニアユース)
「浦和レッズジュニアユース出身の3年、副キャプテン松原史季です。自分の強みはドリブルからのシュートやパス、観客を魅了するプレーです。応援よろしくお願いします」。

MF11髙橋俊祐(3年/上尾市立上平中)
「上尾市立上平中学校出身の髙橋俊祐です。ポジションは右サイドハーフをやっています。得意なプレーは仕掛けてアシストすることや得点を取ることです。応援よろしくお願いします」。

GK12石川廉章(2年/ヴェルディSS小山)
「ヴェルディ小山出身の2年GK石川廉章です。自分の得意なプレーはクロスボールの守備です。応援よろしくお願いします」。

FW13大熊來瑠(2年/クラブ与野)
「クラブ与野の出身、2年の大熊來瑠です。僕の得意なプレーはスルーです。全国大会では前からの守備で得点につなげたいです。お願いします」。

FW14杉沢旭浩(3年/武南ジュニアユースFC)
「武南ジュニアユース出身、3年FW杉沢旭浩です。自分の強みは背後への抜け出しです。全国でも点を獲ってきます」。

DF15山崎元就(3年/TODA GRAMADO FC)
グラマードFC出身、3年サイドバックの山崎元就です。得意なプレーはスピードを生かしたプレーです。応援よろしくお願いします」。

MF16川﨑悠斗(2年/FC Consorte)
「FCコンソルテから来ました、2年MF川﨑悠斗です。得意なプレーは細かいタッチのドリブルです。応戦よろしくお願いします」。

MF17飯野健太(3年/ファカルティFC)
「ファカルティFC出身の飯野健太です。得意なプレーはキレのあるドリブル、スピードです。応援よろしくお願いします」。

FW18文元一稀(3年/足立区立第十三中)
東京都足立区立第十三中学校出身のFW文元一稀です。好きなプレーは点を決めることです。全国でも決めます。応援よろしくお願いします」。

DF19田和俊祐(3年/坂戸ディプロマッツ)
坂戸ディプロマッツ出身、3年DF田和俊祐です。自分の強みはフィジカルを出したプレーです。応援よろしくお願いします」。

MF20平野琉斗(1年/A.CアスミJrユースFC)
「1年MFのACアスミ出身、平野琉斗です。自分の得意なプレーは次のプレーを予測することです。応援よろしくお願いします」。

石黒登(取材・文)