「自分が一番高校選抜を知っている選手」。2年連続選出の須藤直輝が見せた心の余裕/日本高校選抜合宿
日本高校サッカー選抜は6日、流通経済大学との練習試合(30分×4本)を行った。この日が埼玉合宿初日となったMF須藤直輝は左サイドで1本目に出場。終盤にはこぼれ球を貪欲に狙っていく場面も見ることができた。
―今日は1本目に出場した。
須藤:プロ組から来た人だったり、U-18の代表から来た人だったりが合流した初戦で、やっぱり慣れていない部分もあったんですけど、その中でも1本(3本目)は勝つことができたというのは勝負強さを見せられたんじゃないかなと思います。
―去年は最後の最後でメンバーを外れて今年は相当な意気込みを持っていると思うが。
須藤:去年出られなかった分、でも自分が一番高校選抜を知っている選手なので、還元できるところは還元したいと思っていますし、もちろん自分が選ばれれば一番チームには良いと思うので、そこは貪欲に選ばれるようにやっていきたいなと思います。
―今年は2年連続ということで少し心の余裕だったりというのはある?
須藤:もちろん2年連続っていうのはありますけど、やっぱり自チームの選手が3人一緒に来てくれているのも心強いですし、いろいろ代表だったり、選手権とかで戦った選手がいるので、本当に去年よりは心は楽にプレーできています。
―アピールできている実感も。
須藤:二次キャンプの時にゴールを決めましたし、いろいろな形でアピールはできているんじゃないかと思います。
―「NEXT GENERATION MATCH」やその先のドイツ遠征にかける意気込みを。
須藤:やっぱりドイツに行くのは本当に良い経験になると思いますし、去年行けなかった分、今年良い経験をして、ドイツの後にもいろいろな大会があるので、そこに繋げられるようにやっていきたいなと思います。
―チームメイトの小見くんがU-18に選ばれたのは刺激もあり、悔しさもあり。
須藤:もちろん悔しかったですけど、でもやっぱりあいつの良さがあって選ばれたんだと思う。自分の良さをもっと引き出せていけたんじゃないかというのがあるので、もっと磨きをかけてU-18にも選ばれるようにやっていきたいと思っています。
―いろいろな経験を昌平に還元していく。
須藤:そうですね。俺が一番いろいろな経験をしていると思うので、そこで培ったものをキャプテンとしてもそうですし、チームの一員としてみんなに還元できたらチームも良くなると思うので、そこは意識していきたいと思います。
―昨日はJクラブの練習参加をしたと。感触はどうだった?
須藤:やれた部分もありましたけど、やれない部分も、いろいろな課題も見つけられたので、すごい良い経験になりました。
石黒登(取材・文)