新潟内定FW小見洋太は選手権で「高校No.1」になってJの舞台へ
―会見では緊張せずに話せていたように見えました。
話すというのもこの1、2年でこういう機会というのはすごく取らせてもらっていたので、慣れてきた部分もありました(笑)。緊張というより、本当に楽しみな部分の方が大きかったです。
―こういった会見で意気込みを語って、さらに気持ちも強まったと思いますが
やっぱり入団会見というのは一生に一度の貴重な経験だと思いますし、そういうことを経験できたのはすごい自分にとって良いこと。プロが決まって、より注目されて、相手からのマークも厳しくなるとは思うんですけど、そこで本当に自分の力をどこまで出せるかというのがこれからどんどん試されると思うので、その中でもしっかりと結果を出して、まずは選手権で日本一を取りたいと思います。
―新潟に入ることになった経緯は?
正式なオファーを頂いたのは8月23日のアルティマリーグの興國戦の後に監督から伝えられて、その後に施設見学の方に行かせていただいて決めたという感じです。
―新潟の印象は?
ピッチも3面あって、ピッチから寮までの距離というのも歩いて本当に40秒とかそのくらいの距離だったので、そういう移動の時間もサッカーに費やせるというのも大きかったですし、あとはご飯も3食出るというのですごいそこは安心して。しっかりとしたプロ生活を送れる環境がどこかということを考えた時に、やっぱりアルビレックスが一番だと思いました。
あとはオファーを頂いてから結構試合を見させていただいたんですけど、J2の中でも一番良いサッカーをするなと個人的には思っています。すごく繋いで、美しいサッカーで、その上結果も出ているというので、本当にこの中に入ってやりたいなと思ったので新潟にしました。
―外国籍の多い新潟のFW陣の中で生き残っていくためには?
やっぱりプロの競争というのは本当に年齢とかは一切関係ないと思いますし、そういう外国籍の選手にも勝つチャンスは必ずあると思う。少ないチャンスの中でどれだけ結果を残せるかというところだと思うので、本当にチャンスをもらった時は必ず結果を出せるように、いまのうちからやっぱり決定力というのはもっと磨いていきたいと思っています。
―プリンスリーグでも前節の前橋育英戦では2点を取っているが、そのあたりの得点感覚はフィットしてきた感はある?
前節(前橋育英戦)はすごいシュートの意識をかなり持って、多分1試合で8本くらいシュートを打てたと思う。フロンターレ戦は全然打てなくて後悔があった。そこのシュートの部分に関しては監督からも結構強く言われていました。そこをすごい意識してやったら2点という結果で表せたので、これからももっとシュートという部分を意識してやっていきたいと思います。
―先ほどの会見では自分がプロになれたのはLAVIDAに入ったからだと
本当にLAVIDAの関係者の皆様にはすごく感謝していますし、LAVIDAに入っていなかったらいまの自分というのは絶対にないと思っているので、本当にLAVIDAに来て良かったなと思います。厳しいコーチですけど、本当に選手のこともしっかりと考えてくれますし、コーチ陣のあのサッカー感というのは本当に尊敬しています。
―LAVIDA同期の小川くんと一緒に第一号になったというのも嬉しいところだと思うが
やっぱり優介は中学時代からすごいずば抜けた技術というのを持っていると思っていました。リーグとしてはひとつ上にいるのでそこはしっかりこれから追い抜いていきたいなと思います。
―やはり常に一緒にいるという盟友の須藤くんの存在も大きかった?
そうですね。本当に直輝がいたからスカウトの方たちも見に来てくれたりというのは多少はあったと思うので、そういう部分では本当に感謝もしていますけど、同じ世界で戦っていくうえで「一番負けたくない!」存在なので、本当にお互い切磋琢磨しあいながら2人とも将来の夢をかなえられたらいいなというふうに思っています。
―夢は日本一のFW
やっぱりオフ・ザ・ボールでの動き出しというのは誰にも負けないと思っていますし、そういう部分というのはプロでも十分通用すると思う。そういう部分はしっかりと自信を持ちながら、まだまだ本当に決定力であったり課題もあるので、そういった部分をしっかりこの残りの高校生活でもそうですし、プロに入ってからもより一層頑張っていきたいと思います。
―1年目の具体的な目標
1年目は本当にもうとにかく試合に関わって、チーム内で一番点を取るということを目標にしています。
-最後の選手権にかける意気込み
やっぱり本当にこの3年間の集大成だと思いますし、昨年の悔しさというのも返せるのはもうこの場しかないので、ここで日本一というものを勝ち取って、プロの世界に行けたらなというふうに思っています。
―日本を代表するFWになるためにまず高校No.1ストライカーに
そうですね。やっぱり高校No.1FWというのをまず証明するには得点王という形で表さなければいけないと思っているので、そこも狙いつつ、チームの日本一に尽くしたいと思っています。