関東予選準Vの公立の雄。選手権も「浦和東らしく」 高校サッカー選手権戦力分析【浦和東】

浦和東高校


所在地:埼玉県さいたま市緑区寺山365
URL:http://www.urawahigashi-h.spec.ed.jp
今季成績
新人戦:ベスト16
関東予選:準優勝
インターハイ予選:ベスト16
S2Bリーグ:3位(9勝2分1敗)
(※リーグ戦の順位は前半戦終了時点のものです)
主なOB:坂本將貴(元千葉)、川島永嗣(ストラスブール)、塚本泰史(元大宮)、菊地光将(大宮)、ンドカ・ボニフェイス(水戸)など
監督:平尾信之

関東予選準Vの公立の雄。選手権も「浦和東らしく」

攻撃的な選手が多かった昨年と比べ、今年のテーマは「守」だ。要である安食、松本は高さと強さを併せ持つ今年の埼玉で屈指のCBコンビ。前線からも追える選手が多く、粘り強く戦って武器のセットプレーから最少得点差で勝ち切るのが今年のスタイルだ。

新人戦の反省を経て、原点回帰を掲げた関東予選では正智深谷などの強豪私学に対し、苦しい戦いを強いられながらも伝統の粘り強さを発揮。準決勝・西武台戦も押し込まれる展開の中で最後まで戦い抜いて延長の末に5年ぶりの関東切符を掴んだ。一方で本大会、直後のインターハイ予選では最後の「個」「アクション」の部分に課題を残した。

この夏は様々なことに取り組みながらそのあたりも追求。攻撃の構築はあと一歩のところまでは来ており、最後の部分をどこまで突き詰められるか。また、夏以前のチームとの最も大きな違いはピッチに立つキャプテン金子の存在だ。これまではサポートメンバーに回ることが多かったが、「ピッチ上のキャプテン」として鼓舞できるのは大きい。

2011年以来、8年ぶりの王座を目指す選手権予選でもチームのベースは変わらない。「球際や運動量で競り負けず、応援団も含めて一丸となって戦いたい」と平尾監督。想いをひとつに「浦和東らしく」戦うだけだ。

PICK UP Player

DF松本ケンチザンガ(3年)

攻守で鍵を握る大型CB
「県No.1ヘッダー」という目標を共有する安食とのコンビは県内屈指。セットプレーからの得点意識も高く、攻守において鍵を握る。

基本フォーメーション

石黒登(取材・文)