高校サッカー選手権戦力分析【国際学院・立教新座】
国際学院高校
所在地:埼玉県北足立郡伊奈町大字小室10474
URL:https://jsh.kgef.ac.jp
今季成績
新人戦:ベスト16
関東予選:ベスト16
インターハイ予選:ベスト4
S1リーグ:8位(2勝0分7敗)
(※リーグ戦の順位は前半戦終了時点のものです)
主なOB:―
監督:酒井宏治
4強の先へ。攻撃サッカーでトーナメントをかき回す
「うちと試合をすると、ゲームがドタバタするでしょ(笑)」とは酒井監督の弁だ。
平成24年度に大宮アルディージャから招聘した同監督のもと、独自の路線で攻撃的なサッカーを標榜してきた国際学院。今年のインターハイ予選では浦和東、埼玉平成を自分たちの戦いに持ち込んで下し、初の4強入り。準決勝で聖望学園に敗れたが、同じく攻撃サッカーを掲げる相手をリトリートさせるなど、最後まで自分たちの戦いを貫いた。
「個はあるかわからないけど、個性はある」と指揮官。技巧派MF佐野や強靭なフィジカルを有するFW大場ら、「個性派」たちがこの冬もトーナメントをかき回す。
Pick up Player
MF佐野佑真(3年)
兄と同じ全国を目指す司令塔
ドリブルに、正確なキックにチームを牽引する司令塔。兄・拓海(当時は佐野日大高)も立った全国選手権出場を目指す。
基本フォーメーション
立教新座高校
所在地:埼玉県新座市北野1-2-25
URL:https://niiza.rikkyo.ac.jp
今季成績
新人戦:―
関東予選:―
インターハイ:ベスト16
立教新座
S2Aリーグ:4位(3勝4分2敗)
(※リーグ戦の順位は前半戦終了時点のものです)
主な卒業生:古舘伊知郎(アナウンサー)、戸村健次(プロ野球)など
監督:前田和伸
冬のダークホース候補。人工芝化もプラスに働くか
ダークホースは立教新座か。今季の主な成績はインターハイ予選の16強のみだが、リーグ戦では聖望学園を撃破、インターハイでは正智深谷と好勝負を演じるなど実力はある。
各ポジションにバランス良く選手が配置されており、守備では清水昭、南口、中盤でタクトを握る庭田、トップの中野渡、風間も力がある。また、インターハイは怪我明けでコンディションが整わず途中出場となったエース渡邉の出来がチームの浮沈を握りそうだ。
環境面では今年3月に、グラウンドを全面人工芝化。ピッチへの適応を済ませているという点もプラスに働くと見る。
Pick up Player
FW渡邉佑
サイドをえぐる高速ドリブルに注目!
ワンプレーで流れを変えることができるドリブラー。監督も「彼がいるといないとでは違う」と語るエースだ。
基本フォーメーション
石黒登(取材・文)