南稜FW松田涼、途中出場から決勝アシスト!関東大会では「自分の力でも突破して」ゴールを目指す
南稜FW松田涼(3年)が途中出場からチームを勝利に導く決勝アシストを決めた。
関東掛けの3位決定戦は後半からの出場。「前半はちょっと裏が足りなかった部分があったので、前線でキープしたり、裏に走るのをできるだけ増やそうと思っていました」と話す長身アタッカーは最初のプレーから仕掛けクロスを上げきり、ポイントとなるプレーを見せていた。
すると後半18分、右ワイドでボールを受けると、「事前に(関口)愛果から「早めに入れて」って言われていて、縦に勝負して早めに入れました」。縦に仕掛けてグラウンダーのクロス。これに走り込んだMF関口愛果(3年)が右足ダイレクトで決め、これが決勝点となった。
終盤は仕掛けきれない部分もあったと反省したが、チームの勝利に貢献。「自分でも決めたかったんですけどね」と言ってはにかんだが、8年連続の上位大会進出に導く原動力となった。
松田は173cmの長身や裏抜けを得意とするアタッカー。昨年に続く関東大会に「去年は3年生に連れて行ってもらった」「楽しみもあるんですけど、やっぱり初戦とかで負けないで良いところまで行って、ちゃんと1、2年生にも残せるようにしたい」と意気込み。また、「あんまり点に絡めていないので、自分の力でも突破して、関東でも頑張りたいです」。自身としてもサッカー人生の集大成となる関東大会では貪欲にゴールを狙って、チームを上位進出に導く構えだ。
石黒登(取材・文)