書籍『埼玉高校サッカーの復権を担う男たち』が10/23に発売──“眠れる王国”再興の鍵を16人の指導者から読み解く

埼玉の高校サッカーは、全国高校サッカー選手権で通算13度の優勝を誇る“サッカー王国”。しかし最後の栄冠は1981年度の武南高校までさかのぼる。なぜ王国は長く眠り続けているのか――その問いに挑む書籍『埼玉高校サッカーの復権を担う男たち 「眠れる王国」の夜明けを巡る熱き攻防』(著・河野正、四六判並製/280頁/定価1,980円[本体1,800円+税])が、2025年10月23日に発売される。出版社は株式会社カンゼン。埼玉を代表する16校の指導者の戦略、育成論、日々の実践から「復権」への道筋を探る一冊だ。

本書は、長年にわたり埼玉の高校サッカーと浦和レッズを取材してきたスポーツ記者・河野正氏が、現場の最前線に立つ名将たちへの徹底取材を通じて、勝利の方程式だけでなく地域と学校文化に根差した“強さの土台”を掘り起こす構成。技術・戦術のアップデート、育成年代との接続、進路選択の現実、部活動の環境整備など、王国再生に不可欠な論点が立体的に描かれる。

収録校・指導者(章立て)

市立浦和(大野恭平)/浦和(本田哲也)/浦和東(平尾信之)/浦和南(野崎正治)/大宮南(田中龍太郎)/川口北(池田一義)/埼玉平成(浦田尚希)/正智深谷(小島時和)/昌平(芦田徹)/西武台(守屋保)/聖望学園(山本昌輝)/東京成徳大深谷(為谷洋介)/武南(内野慎一郎)/細田学園(上田健爾)/武蔵越生(西澤浩一)/立教新座(前田和伸)。いずれも埼玉を象徴する強豪・注目校で、伝統と革新の交錯点に立つ指導者たちの哲学が並ぶ。

著者プロフィール

河野正(かわの・ただし)。1960年、埼玉県生まれ。1988年からサッカー担当として高校・Jリーグの現場を取材。浦和レッズ(前身の三菱自動車時代を含む)取材は1990–91シーズンからで、取材歴は2025年で36年目。W杯は1998年フランス、2002年日韓、2006年ドイツを取材。著書に『浦和レッズ 赤き勇者たちの物語』『威風堂堂 浦和レッズ不滅の名語録』ほか。

書誌情報

* 書名:埼玉高校サッカーの復権を担う男たち 「眠れる王国」の夜明けを巡る熱き攻防
* 著者:河野正
* 判型・頁数:四六判・並製/280頁
* 定価:1,980円(本体1,800円+税)
* 発売日:2025年10月23日
* 発行:株式会社カンゼン