学総川口市決勝で新たな取り組み 出場26校ののぼり旗やセンターサークル幕が大会を盛り上げる

6月24日に行われた学校総合体育大会川口予選決勝では試合前のセレモニーで出場26校ののぼり旗や『川口FINAL』と書かれたセンターサークル幕が戦いに向かう選手たちを盛り上げた。

企画したのは川口市を中心に小中学校の修繕などを行う「イナバ学校リフォーム株式会社」だ。

代表の稲葉祐介さんとスポーツ企画部の岩渕浩さんは芝中の出身。稲葉代表はその後、東京の強豪・帝京高に進み、2年次には選手権にも出場した。現在は同社のほかにJリーグやプロ野球の応援団フラッグなどを手がける旗専門店「染太郎」の専務も務めており、ノウハウがあった。

今大会は出場26校の校名が書かれたのぼり旗、『川口FINAL』と書かれたセンターサークル幕、台座などに加え、優勝チーム用のワッペンも作成。7月の県大会ではベンチに飾られる予定だ。

岩渕さんは「川口市出身で、サッカー出身で、川口に還元できればというところが一番大きい。なかなか味わえないことをやることで、次は自分たちもあの場に立ちたいと思ってくれる子が増えればいいですし、川口の決勝に出たいなと思ってもらえるような場所にしたい」と話した。

石黒登(取材・文)