埼玉高校サッカーのプライドと文化継承と 30周年を迎えた「オーレ!埼玉2022」が17日より発売

埼玉高校サッカーのプライドと、文化の継承と――。今年で創刊30周年を迎えた埼玉高校サッカーの1年間を詰め込んだ専門誌「オーレ!埼玉2022」が12月17日より県内書店などで発売される。同誌編集長を務める株式会社イシクラの藤田雅彦さんに創刊当初の話や想いなどをうかがった。

第1号が発売されたのが1993年。選手権は第72回大会で、この年はJリーグが開幕した年だ。

「弊社は卒業アルバムメーカーとして、埼玉県内の高校と多数取引をしていました。そこで「卒業アルバム以外に何か記念になるアイテムは?」という企画が持ち上がり、埼玉で盛んな高校サッカーの本を出版しよう、という話になりました」。

同じような媒体では当時、埼玉新聞社から高校野球グラフが出版されていたが、高校サッカーグラフはなかった。埼玉新聞社の協力を得て、県サッカー協会、県高体連サッカー専門部との調整を経て、出版にこぎつけた。

創刊に当たっては、当時の県サッカー協会・松本暁司先生(浦和南高校)から「本が売れても売れなくても、最低5年は続けてもらわないと困るよ!」と釘を刺されたという。そこには「埼玉県高校サッカーのプライドが込められていたと思います」と藤田さんは話す。そこから30年。「創刊当初から、試合の記録だけでなく、記憶としても残したい。何年か後に『この試合はこうだった』と思い出せる媒体になっていて欲しい。その想いはスタッフ一同、ずっと持ち続けています。紆余曲折もありましたが、続けてこられたことで文化継承の役目も果たせてきたのかなと思います」。

30周年となる今年は「節目となる30年の記念号ですが、この先の埼玉県高校サッカーへの期待を込めたテイストを感じていただければ幸いです」。今年も選手権は一次予選からカバーし、決勝トーナメントは出場全52チームの集合写真、名簿に加え、全試合の詳報を掲載。また、特別企画では、高校サッカーを見守り続ける上野晃氏、河野正氏による「埼玉県高校サッカーこの30年、そしてこれから」と題された特別対談など、224ページフルカラーのボリュームたっぷりな内容となっている。

「創刊当時、高校サッカーを取り巻く媒体は、TVと新聞・雑誌だけでした。そこに地域(埼玉県)に特化した媒体として「オーレ!埼玉」が誕生しました。今はWEBメディアが加わり、より多角的な情報発信がされています。私は今、県サッカー協会広報の仕事も兼任していますので、各メディアがテーマを共有しながら、独自性を伸ばしていただければと考えています。サッカーを知っていただく、興味を持っていただく、そのきっかけづくりが大切だと思いますし、もちろん、「オーレ!埼玉」も引き続き頑張ります!」

品名:オーレ!埼玉2022

メーカー(出版社):株式会社イシクラ
価格:2500円(税込)30周年記念特価

【商品詳細】
埼玉県高校サッカーの一年間を詰め込んだ専門誌「オーレ!埼玉」最新刊
「オーレ!埼玉2022」

昌平高校が2年ぶり5度目の優勝に輝いた「第101回埼玉県高校サッカー選手権大会」をはじめ、2022年の埼玉県高校サッカーをこの一冊に凝縮!

●掲載内容
【決勝トーナメント】
出場全52チーム集合写真・名簿
全試合詳報

【一次予選】
出場全チーム選手名簿
1.2回戦 試合写真ダイジェスト
代表決定戦 全試合写真・試合スコア

【特別企画】
●クローズアップ優勝校~上位進出校
● 特別対談 上野晃氏×河野正氏
埼玉県高校サッカーこの30年、そしてこれから
● INSIDE STORY「南稜高校」
●進む学校グラウンドの人工芝化
●埼玉県高校からプロへ!
● 2022主要大会ハイライト

スペック
2022年12月17日発売
A4 フルカラー224ページ

【販売場所】
・埼玉県内書店
・フットボールパーク(川越、大宮、浦和美園)
・IPGS通販サイト

詳しくは公式ブログ「WEBオーレ!」をご覧下さい。