８月末から「埼玉県３rdチャレンジリーグ」がスタートした。このリーグ戦は、入学後、公式戦を経験することができない選手に、公式戦に近い形のリーグ戦を提供するという趣旨の下、今年から開催されている。

発起人となった浦和東高校サッカー部の平尾信之監督は「東京、千葉、神奈川においては3rdチーム、4thチームまで認められている中で、まだ埼玉においては会場や運営の問題があり、実現に至っていない状況です。我々のサッカー部にも250人以上が所属する中で、多くの選手に公式戦の経験をさせたいと考えていました。そこで自分たちで手作りの準公式戦を始めてみようと企画をしました。まずS1、S2に出場しているチームに声を掛けさせて頂いて、多くのチームに企画趣旨を賛同して頂き、最終的に16チームに参加して頂くことになりました。リーグ戦があることによって、選手たちの目標が明確化して、日々の練習の質も上がり、トレーニングの向上、モチベーションアップも見込める。日々の私生活、学校生活も充実して、選手として、チームとしての成長にも繋がると期待しています。

参加条件は、3rdチームまで持てるチームとなりますが、コロナ禍によってリーグ戦、大会がなくなっている中で、このリーグの登録選手は自由として、出場機会が少なくなった選手たちの経験の場としても活用頂いています。出場機会がない３年生の花道にも繋がると思いますし、ここでやり切って最後はトップチームの応援しようという雰囲気も作っていければと思います。昌平は3rdリーグも本気に取りに行くと意気込んでいますよ（笑）

最後に、この3rdリーグ開催にあたって手作りで、オール埼玉で作っていこうという話になり、フットボールパークさん、埼玉サッカー通信さんのご協力も頂いて開催が実現したことに感謝いたします。ぜひ、この3rdリーグを盛り上げていきたいと思います」と思いを語ってくれた。リーグ戦は９月末まで行われて、その後、順位決定トーナメントを戦う。

埼玉県3rdチャレンジリーグ

〇参加チーム（16チーム）
昌平、西武台、正智深谷、武南、成徳深谷、浦和学院、聖望学園、西武文理、埼玉栄、細田学園、武蔵越生、市立浦和、浦和西、大宮南、越谷西、浦和東

〇試合方法
予選グループリーグ４グループ・4チームリーグ戦を8月29日～9月27日まで行い、その後、10月3日～10月25日まで順位決定トーナメントを行う。試合時間は80分。順位決定トーナメントで同点の場合はPK戦を行う。選手交代は7名（再出場はなし）