平成30年度 関東高校サッカー大会 埼玉県予選 越谷南 vs 東農大三

関東大会予選1回戦。東農大三高校と越谷南高校の一戦は、前半、後半ともに立ち上がりに得点した東農大三が越谷南の反撃を最少失点に抑えて2ー1で勝利し、2回戦進出を決めた。

風が強まる中で行われたこの日の3戦目。先制したのは前半風上に立った東農大三。9分、後方からのロングボールを味方が競ると「こぼれてくると思った」とFW横川陸人がセカンドボールに反応。ペナルティーエリア手前からダイレクトで振り抜いて幸先良く試合を動かした。

その後も東農大三は左サイドハーフの小池恭平の抜け出しや横川の前への推進力を活かしたアタックなどから攻撃を展開。前半は相手の2本に対し、シュート6本とペースを握った。

後半も東農大三が開始から仕掛けると10分に追加点。フリーキックに飛んだ2年生MFの小池は「(一度は)触れずに正直切り替えが遅れてやばいな」と思ったと明かしたが、キーパーがファンブルしたボールが転がると倒れたまま右足できっちりとプッシュしてリードを広げた。

一方、2点のビハインドを背負った越谷南もここから反撃に出る。すると後半25分にはMF森川響のパスに途中出場のDF佐藤綺亮が抜け出して思い切り左足を振り抜いて1点差に。さらにその直後にはFW井上涼太がフェイントから左足で狙ったシュートがポストを強襲する。

終盤にかけても越谷南の猛攻の時間が続いたが、東農大三はゲームキャプテンを務めたGK植田幸村やディフェンスラインを中心に最後の部分で耐えて1点差を守りきった。試合終了後は勝った東農大三のプレーヤーたちもピッチに倒れこむなど、試合のタフさがうかがえた。

「新人戦の頃は精神的な弱さ、気持ちが切れてしまうことが多かった」と掛川勇二監督。支部準決勝ではその後県大会で優勝した成徳深谷高校に0ー6で大敗。春休みは試合を多く組みながら「粘り強く、うまくいかなくても我慢して最後まで戦う」ことをテーマにやってきた。

まだディフェンス面など課題はあるが、植田は「最近は比較的良い試合も増えて、勝ちきれる試合が増えてきた。良いふうに転がっているのかなという感じ」とチームの成長を語った。

石黒登(取材・文)

試合結果

越谷南 1-2 東農大三

0(前半)1
1(後半)1

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