国際学院FW伊澤亮祐が決勝点!「有利な部分が増えてきた」自信を深めるヘディングで2発
「よくヘディングの練習をしていて、得意なので、自信を持って「もう決めてやる!」っていう気持ちでぶち込みました」。国際学院FW伊澤亮祐(2年)のゴールが値千金の決勝弾となった。
「試合が始まる前から初戦の難しさっていうのは、やっぱりあるっていうのはチームメイトとも話していた」。初戦となった支部2回戦の伊奈学園戦は前半のうちに国際学院が2点を先行する展開に。しかし、後半は相手の高さを生かした攻撃から2点を奪われ、延長戦にもつれ込んだ。
それでも国際学院は延長前半10分、左SB堀谷一貴(2年)のアーリークロスから「ずっとキーパーの前に落とすボールっていうのは練習していて、あそこに入り込むっていうのはずっと練習でやっていた」と話す伊澤がキーパーの前に入り込み、ヘディングを叩き込んで勝ち越し。
その後、さらに1点を追加して迎えた延長後半7分には、堀谷の右CKから再び高さのあるヘディングで仕留めてみせた。「自分がヘディングで10番の渡邊(脩斗)くんに逸らすっていうのもチームの決まり事でやっていて、ひとつ得意な形として得点に持っていけたのでチームの武器になるかなと思います」。この日は得意のヘディングから決勝&ダメ押しゴールをマークした。
「身長はだいぶ上がりました」。高校入学時は165、6cmだったという身長も175cmと約10cmアップ。また、「体格の部分もフィジカルがやっぱりついてきたと思います」「自分はヘディングが得意なので、やっぱり空中で相手とぶつかるっていう部分ではすごい有利な部分が増えてきたかなと思います」。酒井宏治監督も「これからじゃないかなと思っています」と期待を寄せる。
「(今年は)支部リーグに降格しましたけど、インターハイとか選手権とかは、やっぱり埼玉の頂点っていうのを目指してやっているのには変わりはないので。日々の練習に意識高く取り組んで、やっぱり埼玉を取れるようなチームになっていきたいと思います」。そのためにも攻撃の質や「大事じゃないですか」と話す入りの良さにもこだわりながら最前線からチームを牽引する。
石黒登(取材・文)