総体予選V弾の期待の1年生が2発、本庄第一MF小池樹里は2大会連続の優勝決定ゴールに意欲「取ります」

「全然自分がトップ下の位置で点を取れていなくて、チームに貢献出来ていなかった」。本庄第一MF小池樹里(1年)は今大会、3回戦で1得点を記録してものの、ゴールはその1本のみ。チームは2戦で9ゴールを奪っており、トップ下としては少し物足りなさも感じていただろう。

ゴールにこだわって臨んだ準々決勝で小池は前半12分、MF松野尾沙斗(3年)のシュートがクロスバーに弾かれたところをしっかりと詰め切ってヘディングで押し込み先制点。さらに28分にはDF野崎梨央(3年)の右クロスにファーに動き直し、スライディングシュートで決めた。

「チームとしては崩しきれない試合が多かったので、崩しきることを普段の練習試合から意識してやってきた」。自身2点目となったチーム3点目はまさにそれが形になった1点だった。

「後半もう1点欲しかったんですけど」とハットトリックとはならなかったことは悔しがりつつも、「今回2点取れて、チームでも5点取れたのは良かったと思います」と好感触を語った。

「ボールを持った時に落ち着いて判断してプレーできるところ」が武器。タイプ的にはボランチで中学年代は中盤底で技を磨いたが、今年は一列前のトップ下を担当し、得点力も向上。また、体力アップにも取り組み、「だいぶ力強くできることも増えてきた」(川合拓郎監督)という。

「3年生にとっては最後の大会。自分は1年生ですけど、3年生の想いというのも考えながら戦っていきたい」と小池。5月の総体予選では決勝でチームを6年ぶりの優勝に導く決勝ゴールを奪った期待の1年生は、2大会連続のV弾に「取ります」と静かな中に闘志をみなぎらせた。

石黒登(取材・文)