「JFAバーモントカップ 第34回全日本U-12フットサル選手権大会」は18日に武蔵野の森総合スポーツプラザで最終日が行われ、埼玉県代表の戸塚FCジュニアが初の日本一に輝いた。
戸塚FCはグループステージ2勝1敗の2位だったものの、ワイルドカード4チームに入り決勝ラウンドへ。ラウンド16のイソSC(栃木)戦、準々決勝のヴィッセル神戸U-12(兵庫)戦、準決勝のサイレコ・エスペランサ熊本(熊本)戦と3試合いずれも逆転勝利で決勝進出を決めた。
決勝は静岡ジュニアFC・ピヴォ(静岡)と激突。この試合も先制を許したものの、高崎翔生のハットトリック、松岡朔太郎、福田大耀の2得点などで8-2と逆転し、大会初優勝を飾った。
チームの中核を務めるのは2020年に立ち上がったフットサルチーム「RAD FC」出身の選手たちだ。21年からはRAD FC監督でフウガドールすみだコーチも務める鳥丸太作氏がアドバイザーとなり連携を強化。1期生が最高学年を迎えた今年はサッカーでも関東U-12サッカー大会埼玉県大会で優勝を飾っており、鈴木基悦監督も「フットサルの良い部分とサッカーの良い部分っていうものをお互いに理解し合いながら、積み重ねられているのかなと思います」と話していた。
県勢の同大会優勝は3チーム目。昨年のヴィオレータFCに続き、2年連続の快挙となった。