「JFAバーモントカップ 第33回全日本U-12フットサル選手権大会」は10日に大田区総合体育館で最終日が行われ、埼玉県代表のヴィオレータFCが全国大会初出場で日本一に輝いた。
ヴィオレータはグループステージ2勝1敗で2位だったものの、ワイルドカード4チームに入り決勝ラウンドへ。ラウンド16でアグレミーナ浜松U-12(静岡)、準々決勝でドリームFC(大阪)を下すと、準決勝でFCデノバ札幌(北海道①)を6-5で振り切り、決勝に勝ち上がった。
ジンガFC(千葉)との決勝は準決勝に引き続き、点の取り合いとなったが、10番のFP亀山陽士が5ゴールを奪うなど、終盤にひっくり返し8-7で逆転勝ち。初出場で日本一に上り詰めた。
ヴィオレータFCはさいたま市を舞台に活動するクラブチーム。京都パープルサンガ、大宮アルディージャなどでプレーした佐藤昌吉氏が代表を務めるほか、浦和レッズで活躍し、現役引退後はユース監督、トップチームコーチなどを歴任した広瀬治氏が今年度からコーチに入っている。
県勢の同大会制覇は2004年、2014年大会を制した江南南サッカー少年団以来のこととなった。
石黒登(文)
グループステージ
第1節
プレジャーSC(佐賀) 0-11 ヴィオレータFC
亀山陽士(4分、4分、5分、7分)、福川琳音(4分、6分)、高須一期(9分、14分)、髙野瑛仁(14分、15分、16分)
第2節
ヴィオレータFC 9-5 加茂南蒲SCクラージュ(新潟)
亀山陽士(1分、2分、4分)、福川琳音(1分、6分、7分、11分)、鈴木豪(12分)、太田陽大(13分)
第3節
ヴィオレータFC 3-6 ヴィッセル神戸U-12(兵庫)
亀山陽士(1分)、鈴木豪(2分)、福川琳音(4分)
ノックアウトステージ
ラウンド16
アグレミーナ浜松U-12(静岡) 1-5 ヴィオレータFC
亀山陽士(2分、4分、13分、15分)、福川琳音(6分)
準々決勝
ドリームFC(大阪) 5-8 ヴィオレータFC
亀山陽士(1分、4分、7分)、福川琳音(4分、7分、8分、18分)、太田陽大(10分)
準決勝
FCデノバ札幌(北海道①) 5-6 ヴィオレータFC
亀山陽士(2分、19分)、福川琳音(4分、5分、19分、20分)
決勝
ヴィオレータFC 8-7 ジンガFC(千葉)
亀山陽士(1分、8分、13分、18分、19分)、福川琳音(3分)、鈴木豪(7分、20分)