昌平高は14日、元日本代表FW玉田圭司氏がサッカー部コーチに就任したことを発表した。
玉田氏は千葉の習志野高を卒業後、柏に入団。名古屋、C大阪、長崎などでもプレーし、プロ通算145得点を挙げた名ストライカーだ。日本代表には2004年に初選出。2006年ドイツ、2010年南アフリカとW杯にも2大会に出場し、ドイツW杯ではブラジルを相手に先制点も挙げた。
2021年に現役を引退後は長崎のアンバサダーとしてクラブの広報・PR活動を行っているほか、各地域でスクール活動を行うなど、育成年代の指導にも努めている。昌平高・藤島崇之監督をはじめスタッフ陣5名は習志野高時代の同級生で親交があったことから今回の就任が実現。当面はスペシャルコーチとしてチームはもとより個の育成にフォーカスし、指導にあたるという。
玉田氏はリリースを通じ、「この度、指導者としての新たな第一歩を昌平高校サッカー部でスタートさせていただく事になりました。習志野高校時代に苦楽を共にした藤島監督をはじめ、スタッフの皆と指導者という立場でサッカーを共有できることをとても楽しみにしています。その中で私が培ってきた経験を生徒達へ伝え、昌平高校の躍進に貢献していきたいと思っています。共に成長していきたいです」とコメントしている。
石黒登(取材・文)