16日に東京都内で行われたイギョラ杯に参加した須藤直輝選手が、先日発表されたU-17日本代表候補合宿への意気込みを語った。
―身体のキレも良さそうですね。
最近はいろいろと自分ができないことに挑戦していて、仲間や人に聞いたり、教わったりして、そういうのができているのがキレに繋がってきているのかなと思います。
―身体も1年生の頃と比べてがっちりしてきました。
やっぱりご飯を食べることや筋トレというのは意識してやっています。自分は身体が小さいので強くならないと世界でも通用しない。身体は結構、鍛えているつもりです。(1年前と比べて)身長は1センチくらいしか伸びてないですけど、体重は5、6キロ増えました。
筋トレはベンチプレスとか器具を使ったものはそんなにやっているわけないですけど、やっぱりサッカーで大事なのは体幹だと思うので、体幹とケツの力というのは内山(秀輝)先生に教わってしっかりやっているつもりです。あとは筋トレした後に素早い動きを入れて、身体が固まる筋肉じゃなく、可動域が広い筋肉を作るようにというのは言われていて、そういうのも繋がっているんじゃないかと思います。
―高校選抜に続けて、今回U-17代表候補に選出されました。高いレベルやカテゴリーでやる機会も増えてきているが、自分の成長は感じますか?
良い環境でトレーニングすることで、すごく成長できたかなと思いますし、良い選手の真似をして技術を盗んでいけているのかなと思います。高校選抜では(西川)潤くんとか武田英寿くんとかのプレーはすごい勉強になっています。しかも年齢も近いので、対抗心であったり、真似してやろうというのはあります。
―代表は昨年の中国遠征以来。勝負の合宿になると思いますが。
自分が中国遠征から変わったということを証明したいですし、そこに残れるか残れないかは別として、自分ができることをすべて発揮していきたいなと思っています。
―1年前との違いはどの辺りを発揮していきたい?
1年前は自分でいくところで人任せにしたり、パスとかで逃げていた場面もあったんですけど、高校に入ってチャレンジすることの大切さや仕掛けの部分をもっともっと追求してきたので、そこはしっかり自分の良さを出していきたいと思っています。
―今年は2年生ながら副キャプテン。今日は最後キャプテンマークを巻きました。
1年ですけど、誰よりも去年トップに関わっていたのは自分。それに学年は関係ないと思うので、自分が引っ張る部分は引っ張っていきたいなと思っています。
(キャプテンマークは)まだあんまり慣れないですけど、でもそこは自分が伝えられることは伝えて、チームとしてもっともっと要求しながらやっていけたら強くなると思うので、そこはチーム全体でそういうことを意識しながらやっていきたいなと思っています。
―今年にかける意気込みを。
自分がここに来た理由は高校サッカー選手権で全国一を取ることなので、あと2年あるというのはありますけど、本当に負けるのは悔しいので、今年、来年としっかりと取りにいって、良い経験がこの高校サッカーでできたらなと思っています。
石黒登(取材・文)