2016年度 浦和トレセン交流大会

7月最初の土曜日となった2日、さいたま市桜区の荒川総合運動公園サッカー場にて「2016年度 浦和トレセン交流大会」(4種)が行われました。

さいたま市南部少年サッカー指導者協議会主催の下、2010年からスタートした大会も今年で6回目(昨年大会は雨天のため中止)。今年もFC浦和、浦和東TC、浦和西TC、浦和南TC、浦和北TCといった地元トレセンチームから、三菱養和SC巣鴨Jr、バディーFCといった有力クラブチーム、そしてJリーグからは大宮アルディージャJr、浦和レッズJr、柏レイソルA.A. TOR’82、柏レイソルU-12、鹿島アントラーズつくばJrといった豪華なチームが名を連ねました。

「もともとは浦和の子供たちにレベルの高い相手とやる機会を作ってあげたいという想いから大会が始まりました」と町田隆治技術委員会副委員長。「このくらいの子供たちは毎日が成長。そういった中で高いレベルを肌で感じることでしかわからないこともある。実際に対戦してみることによって足りない部分もわかるし、もしかしたら俺の方がストロングだと自信をつける部分もあるかもしれません。大会を通してそういったものを感じとってほしい」といいます。

また選手だけでなく、指導者にも学びの場として利用してほしいという狙いも。「浦和もそうですが、最近は指導者もどんどん代替わりして年齢も若くなってきています。だからこそこういった場を通して、机上じゃわからない部分を学んでいってほしいですね」。そういった想いに応えるように、大会では果敢なポジションチェンジなど積極的な采配が振られ、選手たちもレベルの高い相手に対して日ごろの練習の成果を思いっきりぶつけていました。

なお、大会はまず12チームが3チームずつ、4グループに分かれて予選リーグを実施。その後、各グループ1位通過、2位通過、3位通過のチームに分かれ、順位決定戦がとり行われました。決勝戦では三菱養和SC巣鴨Jrを1-0で下した大宮アルディージャJrが、前回大会となった2014年度に続き優勝。次点に敗れた三菱養和SC、3位には地元・FC浦和と柏レイソルA.A. TOR’82が入り、大会後には各チームからMVPが選出されました。

(取材・文:石黒登)